アマゾン・パニックで12,000店以上が閉店!?

アマゾン・パニックで12,000店以上が閉店!?

Amazonに対抗しうるのは、中国アリババ、Facebook&eBay連合、ウォルマート!?

Amazon輸出 初心者アイコちゃんシリーズ

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先生。Amazonの影響で米国の小売店が軒並み閉店に追い込まれているってニュースがありましたよ。

ホントだね。小売店やECサイトとしては、もはやAmazonに抵抗するのはムダだよね。

街中から小売店が消えていったり、ネットショップが閉鎖されていくのは、ちょっと寂しいような気もします……

それはそうなんだけど、いくらがんばってもAmazonには勝てないからしょうがないんじゃないのかな。「Amazonに勝つ小売店の戦略」なんて言う書籍も出版されているけど、読んでみると結局はAmazonには勝てないって結論になっているよね。

えぇ!? 「Amazonに勝つためのノウハウ」というタイトルの書籍で、「Amazonには勝てない」という結論になっているんですか?

うん(笑) 小売店が勝つための方法をいろいろ解説しているんだけど、最終的にはAmazonに勝てないって言う結論になっているよ。

どうしてAmazonは、ここまで強くなってしまったんでしょうか?

Amazonが強い理由は主に2つあるよね。1つは配送を制したこと、もう1つは集客力だね。

配送と集客力ですか?

うん。このブログで何度か取り上げているけど、1999年頃にピーター・ドラッガーが「配送を制するものがECを制す」って予言したんだけど、Amazonはそれを着実に実行してきたよね。それからAmazonはECサイトとしては世界一と言っていい集客力があるから、この2つがAmazonが成功した秘密だと思うよ。そしてそれを裏で支えているのが、AWS(Amazonのクラウドサーバー)だね。

これからも「Amazonのひとり勝ち」は続くんでしょうか?

続くと思うよ。むしろさらにひとり勝ち状態が強化されるんじゃないかな。例えば配送で言えば、自動運転技術やドローン配送などの分野で、Amazonは基幹技術の特許をたくさん持っているからね。次世代の配送は「自動運転」と「ドローン配送」が鍵を握るから、その基幹技術の特許を押さえているAmazonには、日本郵便やFedEx、DHLでも太刀打ちできなくなるんじゃないかな。

なるほどー。

将来的にAmazonの脅威となる存在と言えば、「中国アリババ」、「FacebookとeBay連合」、「ウォルマート」の3つだろうね。中国アリババは、中国共産党の政治的な後押しがあるから、中国国内のみならず、東南アジアやオーストラリアなどで有利にビジネスを展開することができるよね。実際Amazonは、これらの国や地域では苦戦しているよ。それから「Facebook」も侮れない存在だよ。Facebookは「Facebookマーケットプレイス」というサービスで個人間取引ができるようになっているし、最近では不動産の売買や賃貸契約もFacebook上でできるようになってきているよ。Facebookは世界中にたくさん会員がいるから、ここで商品を売買できるサービスが定着すれば、世界中でブームになる可能性があるよ。さらにFacebookとeBayが提携すれば、Amazonにとって脅威となり得るね。「ウォルマート」はEC事業に目覚めてからAmazonを激しく追い上げていて、海外では「2018年のAmazonの最大のライバルはウォルマート」と分析しているメディアもあるよ。

なるほどー。Amazonに対抗しうるのは、中国アリババ、FacebookとeBay連合、ウォルマートといったところなんですね。どちらにしても小売店や小規模なECサイトは、Amazonなどの巨大なプラットフォームに属さないとやっていけないということになりそうですね。ありがとうございました!

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