経験者が語る電子書籍Kindleとkoboの裏話
Amazon輸出 初心者アイコちゃんシリーズ
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先生。楽天とウォルマートが提携したそうですね。これはどう見ればいいですか?
ウォルマートは、主に米国で事業を展開している巨大なショッピングモールだね。それと日本の楽天が提携したと言うことだけど、どちらもAmazonにやられっぱなしのEC企業だから、提携して対抗しようとしているんだろうね。
楽天もウォルマートもAmazonにやられっぱなしなんですね。
楽天はそうなんだけど、ウォルマートの方は最近EC事業で巻き返して、Amazonの最大のライバルになりつつあると言われているよ。海外のニュースでは、2018年にAmazonが最も警戒すべきはウォルマートだって言う論調もあるからね。楽天とウォルマートが提携することで、例えば楽天の電子書籍端末「Kobo」を米国で販売するようだよ。
楽天の電子書籍端末「Kobo」ですか?
そう。Amazonの電子書籍端末は「Kindle」でしょ。それに対抗して楽天が海外で成功していた電子書籍「Kobo」を買収したんだ。日本ではあまり見かけないかも知れないけど、海外で書店に入ると、入り口付近の目立つ場所に「Kobo」が展示販売されていたりするよ。
へー!知りませんでした。楽天のKoboは海外で人気があるんですか?
うーん、ちょっと微妙だな。ボクが初めて海外の書店で販売されているKoboを見たときはびっくりしたけど、他のお客さんは誰も興味を示していなかったよ。そもそもAmazonのKindleは圧倒的に利用者が多いし、スマホからでも電子書籍を読むことができるから、わざわざ数万円のお金を出してマイナーな楽天のKoboを購入する人はいないんじゃないかな?
先生は、AmazonのKindleと楽天のKoboの両方で電子書籍を出版していましたよね? 確か個人で45冊以上の電子書籍を出版していて、日本記録だったと思いますが(笑)
誰も統計を取っていないから日本記録かどうかはわからないけど、45冊以上の電子書籍をKindleとkoboで出版していたのはホントだよ。
そうすると、AmazonとKoboの両方でたくさんの電子書籍を出版した数少ない経験者だと思うんですが、両者を比較してどうですか?
まずAmazonとKoboだと、同じ電子書籍を出版しても、売れる数が10倍違うんだよね。Amazonがkoboの10倍ということね。
えぇ!!AmazonとKoboだと、電子書籍の販売数が10倍も違うんですか?
そう。それに楽天Koboの電子書籍出版用の管理画面はとてもつかいにくくて、いろいろ悩まされたことがあったよ。まぁAmazonのKindle出版用管理画面もあまり使いやすいとは言えないんだけどね。
そうなんですねー。
AmazonとKoboの両方で出版すると、Amazonでの販売やキャンペーンを有利にすることができる裏ワザみたいのがあるんだ。だから両方で出版していたんだけど、いまはもう電子書籍の出版には興味がなくなってしまったんだよね。でも、この「アイコちゃんシリーズ」は電子書籍化して販売してもいいかもね。「Amazon輸出 初心者アイコちゃんシリーズ 2018年1月号」っていう感じかな。その時はAmazonのKindleだけにして、楽天のKoboでは売らないと思うよ。Koboはほとんど売れないからね。
うわー、「アイコちゃんシリーズ」の電子書籍化は、ちょっと恥ずかしいけど楽しみですね(^_^) でも楽天のKoboはほとんど売れていないんですね…… それをウォルマートが売ろうとしているわけですけど、なかなか厳しい予感がしてきました。ただ楽天とウォルマートの提携はKoboだけじゃないでしょうから、今後の展開に注目したいと思います。ありがとうございました!
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