中国ECサイト 米国から締め出される

中国ECサイト 米国から締め出される

中国共産党の政治力が強い国や地域では「アリババ・グループ」が圧勝している

Amazon輸出 初心者アイコちゃんシリーズ

[blogcard url=”http://www.recordchina.co.jp/b548349-s0-c10.html”]

先生。米国が中国のECサイトを相次いで締め出しているというニュースがありました。これはどういうことですか?

ホントだね。中国淘宝(タオバオ)や通信機器大手ファーウェイの販売計画も頓挫したという言うことだね。これに対して中国アリババグループは、「米国の保護主義」を非難していると言うことだね。しかしこれも、世界的な視点から言うとおかしな話だなー。

世界的な規模から見ると、ですか?

うん。米国で中国のECサイトが締め出されて、それに対して中国アリババグループが非難していると言うことでしょ。でも世界的な視点から言えば、中国アリババだって、中国国内や東南アジア、オーストラリアなどで同じようなことをしているんだよ。例えばAmazonは、やっと最近シンガポールでEC事業を始めたばかりだし、オーストラリアもつい1ヶ月前にオープンしたばかりだよね。タイ、マレーシア、フィリピンなどの東南アジアでは、まだAmazonは事業を始めることすらできていないよ。数年前、日本の楽天も東南アジアで事業を展開していたけど、無残に撤退しているよね。これらの国々では中国共産党の政治力が強いから、Amazonや楽天の進出を中国が妨害しているっていう見方ができるよ。つまり中国も、世界的な視点から言えば、自分たちの政治力の強い国や地域には、中国アリババを送り込んで事業を展開し、Amazonや楽天のようなライバル企業を排除しているわけだよ。

なるほど! 先日このブログでも、オーストラリアは中国共産党に乗っ取られているという話題を紹介しましたよね。今回のニュースは米国国内の話でしたが、世界中のさまざまな国の状況を見てみれば、中国も同じようなことをしているというわけですね。

そのとおりだね。米国も、国内で自国の産業を優先させたいだろうから、中国のECサイトを締め出そうとするのも仕方ないんじゃないかな。中国も自分たちの政治力が強い国や地域では同じようなことをしているんだから、文句は言えないよね。

そういうことですね。

それから今後のことを考えると、一番心配なのは「アフリカ」だなー。

「アフリカ」が心配ですか?

うん。いまアフリカでは、ものすごい勢いで中国起業が進出しているんだよ。21世紀はアフリカの世紀と言われるくらい、世界中がアフリカの経済発展に注目しているんだ。ところが中国があらゆる分野でアフリカを食い物にしているから、今後アフリカでは中国共産党の政治力が強大になるって言われているんだよ。

あちゃー…… 中国は本当に抜け目ない国ですね。

そうなんだよね。中国共産党がアフリカで勢力を強大させれば、アフリカのECサイトも中国の思いのままになると言うことだからね。中国が中国国内、東南アジア、オーストラリア、そしてアフリカを手中に収めることができれば、世界規模の強大な政治力・経済力を手にすることができるよ。これは、中国の政治的な性質を考えると、あまり楽観的にはなれないよね。

中国、東南アジア、オーストラリア、そしてアフリカが実質的に中国の支配下に置かれれば、中国共産党を中心とする巨大な経済圏が誕生しますね。それはそれで楽しみですけど、中国の性格を考えると、ちょっと不気味な気がします。ありがとうございました!

コメントする

コメント

※メールアドレスは公開されません。

CAPTCHA


この記事へのコメントはありません。