Amazon「FBAオンサイト」はセラーには朗報、配送業者には凶報?
Amazon輸出 初心者アイコちゃんシリーズ
[blogcard url=”https://www.cnbc.com/2018/01/29/amazon-is-testing-fba-onsite-to-bring-software-to-third-party-sellers.html”]
先生!Amazonが「FBAオンサイト」という新しいサービスを準備中だというニュースがありましたよ。これはどういうことですか?
おぉ、どれどれ? えーっと、Amazonの新サービス「FBAオンサイト」は、従来のFBAの最も良いところだけを組み合わせて作られた新しいプログラムと紹介されているね。次のような特徴があるそうだよ。
- Amazonは「FBAオンサイト」と呼ばれる新たな招待専用倉庫と配送プログラムをテストしている。
- 「FBAオンサイト」は、50名未満のセラーを招待して、約3ヶ月前からテストが開始された。
- FBAオンサイトは、従来のFBA倉庫をさらに効率化したものである。
- 出品アップロードが高速化される。
- 従来よりも安い送料を提供する。
- Amazonの広報は「FBAオンサイト」についてのコメントを避けた。
うわぉ!既に3ヶ月前から50名のセラーを招待してテスト中ということですね。ニュース元のCBSNも「画期的なプログラム」と伝えていますよ。
いつ頃本格的なサービスが始まるのかわからないけど、Amazon輸出をするセラーにとっては朗報になると思うよ。
Amazonは、続々と新しいサービスを提供してくれるので、うれしいですね。
なんといってもAmazonは、儲かったお金をすべて「顧客サービス」に投資する会社として有名だからね。CEOのジェフ・ベゾスは、「利益は出そうと思えば出せるよ。いつでもね。でもそれは愚かなことだ」といっているよ。
さすが、世界一の大富豪だなー。
ところで今回のAmazonの新サービス「FBAオンサイト」は、セラーにとっては朗報だけど、配送会社にとっては警戒すべきものとなりそうだよ。
配送会社の事業にダメージを与える、ということですか?
そう。Amazonの「FBAオンサイト」が始まると、FedEx、UPS、郵便局などのライバル配送会社の事業に大きな影響があるんじゃないかって話だね。
あれー……まあそれはそれで、企業間の競争にAmazonが勝利したということですから仕方がないと思いますけどね。
それからボクとして気になるのは、(1)いま米国でAmazon輸出やeBay輸出を専門にした発送代行サービスをしている日本企業にもダメージがあるんじゃないかということと、(2)このAmazonの「FBAオンサイト」が日本でも始まった場合、郵便局、宅急便、佐川急便などの国内の配送会社にも影響があるんじゃないかってことだね。
日本からAmazon輸出をしている人は、一度米国国内の発送会社に荷物を送って中身をチェックしてもらい、そこからAmazon米国の倉庫に納品してもらっていますよね。その発送会社も影響を受けるかも知れないということですね。そしてAmazon「FBAオンサイト」が日本でも始まった場合は、日本国内の宅配業者にもダメージを与える可能性がある、ということですね。
そのとおりだね。Amazonの広報担当もコメントを拒否しているから、Amazon「FBAオンサイト」がどのようなものかよくわからないけど、セラーには朗報、配送業者には凶報になるかも知れないね。
わかりました! ありがとうございました!
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