メルカリが早期株式上場を見送り米国に活路を見いだす!?-2

メルカリの内憂外患を打破する鍵とは?

Amazon輸出 初心者アイコちゃんシリーズ

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先生。先日は米国のえげつない日本企業潰しについて解説して頂きました。米国は、積極的に日本企業を誘致しておきながら、成功した後でいちゃもん訴訟をして、儲けを全て吐き出させてしまうということでした。

そうだね。過去にたくさんの日本企業がその罠にはまっていると言われているね。最近で一番大きかったのは、エアーバックのタカタだよ。ただ、あくまでもそういう見方もできるって話だよ。実際には、タカタのエアーバックには問題があったらしいからね。

そうなんですね。ところでトヨタは、なぜ米国から訴訟を起こされないんでしょうか?

トヨタは、既に米国国内でたくさんの工場を稼働させたり、現地の関連会社と提携しているんだよね。だから、米国がトヨタを相手に訴訟を起こしてダメージを与えると、米国や米国人自身が困るんだよ。つまりトヨタは、すっかり米国企業になっているから、米国も手を出せないってワケだね。

あー、なるほど!米国企業になってしまえば、米国からいちゃもん訴訟を起こされにくくなる言うことですね。

そういうことだね。

それで本題の「メルカリ」ですが、経済界や日本政府から嫌がらせされて、メルカリは日本国内で株式上場できずに苦戦しているという話でした。そんな日本を見限って米国に活路を見いだそうとしているようですが、仮にメルカリが米国で大成功しても、結局はいちゃもん訴訟を起こされて潰されてしまうと言うのが前回のお話でしたね。

そのとおりだね。

メルカリは米国で成功するためにどうすればいいんですか?

これは、2つの方法があるよ。1つは完全に米国企業になってしまうこと。もう1つは会社の利益をタックスヘイブンのようなところで処理することだね。

えっと……、(1)米国企業になるか、(2)会社の利益をタックスヘイブンで処理するってことですか?

そう。まずメルカリが米国の企業になってしまえば、米国もいちゃもん訴訟はしないだろうね。だけど、メルカリは「フリマアプリ」でしょ。従業員もせいぜい300人くらいなんじゃないかな。米国で成功すれば売上は大きくなるだろうけど、それほど米国に貢献できる企業とは言えないだろうな。だから、結局は米国の罠にはまるような気がするよ。

そうなんですね……もう1つの「会社の利益をタックスヘイブンで処理する」とはどういうことですか?

これは米国国内で大きな問題となっているんだけど、アップル、Amazon、マイクロソフト、Google、Uberなどの巨大企業は、米国国内でほとんど税金を納めていないんだよね。アイルランドやオランダなど、税金の安い国に本社を置いて、会社の利益はその国で処理するようにしているわけ。こうすると、がっぽり利益を出しながら、ほとんど税金を払わなくて済むんだよ。これは合法的な手法だから、アメリカ政府も文句を言えないんだよ。だからメルカリもこの例にならって、がっぽり儲けてもほとんど税金を納めないような仕組みを導入しておけば、万が一米国からいちゃもん訴訟されても、ダメージは少なくなるはずだよ。

なるほど……

どちらにしても、メルカリは日本国内でしか成功しえない企業だと思うよ。海外にはメルカリのようなフリマアプリはたくさんあるし、米国のように日本企業を目の敵にして罠にはめようとしている国もたくさんあるからね。一時期楽天が、海外にECサイトを立ち上げたり、金融サービスを展開したことがあったけど、ことごとく失敗していまは撤退しているよね。メルカリも、いまは「米国市場を優先」って息巻いているけど、数年後は楽天と同じ道をたどるんじゃないかな。かといって、日本国内に集中しようと思っても、各界から株式上場を邪魔されている状況じゃあ、どうにもならないよね。

メルカリは、意外なところでピンチという見方もできるわけですね。とりあえず、メルカリが日本国内で早く株式上場できることを祈っています♪ ありがとうございました!

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