Amazonオーストラリア誕生! eBayの責任者が歓迎と警告コメントを発表

Amazonオーストラリア誕生! eBayの責任者が歓迎と警告コメントを発表

eBay責任者が語ったAmazonの欠点とは?

Amazon輸出 初心者アイコちゃんシリーズ

[blogcard url=”http://www.news.com.au/finance/business/retail/we-dont-use-their-data-and-then-cut-them-out-ebay-warns-of-amazon-private-label-ripoff/news-story/3690dfb7616046aaea7d426eec045e20″]

先生!ついにAmazonオーストラリアが誕生しましたね。2017年11月23日と言うことでいいでしょうか?

うん。Amazonオーストラリアはこれまでもあったんだけど、電子書籍なんかを細々と販売していたんだよね。そして今回さまざまな商品を扱うECサイトとして正式にオープンしたことになるね。そんな中、Amazonのライバルと言われる「eBay」のオーストラリア・ニュージーランド責任者が、コメントを発表しているよ。

へー、どんなコメントですか?

要約すると「Amazonオーストラリアは、それが正しい競争相手としてなら歓迎する」、「Amazonのビジネスモデルは、同じサイトの中でAmazonと第三者セラーが競合して販売している」、「これは、Amazonとしては有利だが、セラーとしては不利になることもある」、「なぜなら、顧客のデータのすべては、Amazonにしか分からないからだ」、「eBayは完全にセラーだけのECサイトだ。すべてのデータは、セラーに公開されている」という感じだね。ちょっと内容を要約しすぎたかな^^; でも言っていることはそういうことだね。

なるほど。暗に「AmazonよりeBayの方がいいぞ」って喧伝してますね(^_^) 確かにAmazonのビジネスモデルは、出品者がAmazonと第三者のセラーが混在していますよね。ときどき、Amazonとセラーが同じ商品で競合してしまうこともありますね。その点eBayは自ら出品することはありませんから、eBayとセラーが同じ商品を販売して競合する、ということは起こらないわけですよね。

そうだね。そしてAmazonの場合は顧客がどんな商品をどれくらい購入したのかという全体的なデータはAmazonにしか分からないから、セラーは不利だ、といっているわけだね。でもAmazonだって、ひとりひとりのセラーは、自分の商品がどれくらい売れたのか統計データで確認することができるよね。

そうですね。セラーの管理画面から、詳しいデータ分析ができるようになっていますね。でもAmazonでは、Amazon全体でどんな商品がどれくらい売れているのかはわかりにくくなっている、ということですね。eBayではサイト全体のデーターを確認することができるんですか?

ある程度できるよ。eBayと提携している「テラピーク」というツールがあって、これを利用すれば、どんな商品が、いくらで、どれくらい売れているのか、詳細なデータを分析できるよ。

へぇ! そんな便利なツールがあるんですね。

うん。ある特定のセラーが、どんなジャンルで、どれくらいの商品を、どれだけ売り上げているのか、なーんてデータも公開されているね。

えぇ!? それはもしかして、自分が販売している商品のカテゴリーや価格、販売数までもが他のセラーにすべて分かってしまうってことにならないですか?

うん。その通り(笑)例えば自分が日本製のフィギュアを1ヶ月の間にどれだけ売ったのか、その具体的な商品名や価格、数量までぜんぶ他のセラーに丸見えになっているよ(笑)

うわー、それは、一長一短がありますね。経験の少ないセラーなら参考になりますけど、たくさん売っているセラーからすれば、自分の手の内をすべて見られてるってことですよね?

その通りなんだよね。だから今回のeBayの責任者がAmazonオーストラリアのオープンに向けて発表したコメントは、こういった内情に詳しい人にとってみたら、ちょっと首をかしげたくなる内容だよね。

なるほど。今回のeBayのコメントは、Amazonオーストラリアをあまり歓迎していないという心情がにじみ出ているわけですね。ありがとうございました!

コメントする

コメント

※メールアドレスは公開されません。

CAPTCHA


この記事へのコメントはありません。