[出典 : Amazon May Expand Grocery Delivery With Convenience Stores]
(Amazonはコンビニへの商品展開を計画している。)
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Amazonコンビニが誕生したら?
「Amazon米国がコンビニに進出する」というニュースがここ数日、海外と日本で取り上げられています。それを聞いた人たちが「Amazonがコンビニを始める!」と喜んでいますw
独自の物流システムと世界一豊富な品揃えがあるAmazonですから、コンビニ事業は相性がいいでしょう。
Amazonコンビニが誕生したら、どんな感じになるでしょうか。
- Amazonで注文した商品をAmazonコンビニで受け取れる
- Amazonコンビニに設置された端末(アレクサ)から、Amazonの商品を購入したり、コンサートチケットを購入できる
- Amazonコンビニに設置されたATM(アレクサ)から、フィンテック革命を利用して海外へ送金できる
- Amazonコンビニにはスタッフがおらず、商品の補充はロボットや室内ドローンが行う
- Amazonプライム会員は、Amazonコンビニの商品を割引価格で購入できる
- Amazonコンビニに「レジ」はなく、IoT技術を使って自動決済する
- コンビニの屋根に数台のドローンが待機し、そこから食品などを近所に配送する
- 転売用の商品を持ち込むと、それをFBA商品としてFBA倉庫に納品してくれる
- Amazonセラーの商品が、Amazonコンビの店頭に並ぶ
Amazonせどり、Amazon輸入、Amazon輸出実践者としては、AmazonコンビニがこれらのAmazonビジネスの拠点となってくれるといいな、と思います。
Amazonは、実店舗への展開を積極的に進めている
ちなみにAmazon米国は、2015年2月頃に米国の「RadioShack」を買収するというニュースが流れたのですが、あれはどこへ行ってしまったのでしょうかw
[出典 : Amazon in Talks to Buy Some of RadioShack’s Stores]
(AmazonがRadioShackのいくつかの店舗を買収する計画について)
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RadioShackは、米国で創業1921年、従業員36,400人、支店舗数7,150以上ある町の電気屋さんです。このRadioShackをAmazonが買収するという話があったのですが、その後この話は聞かなくなりました。
どちらにしてもAmazonは、今回のコンビニ事業の他にも、「実店舗ビジネス」の展開を推進しています。
数年前のクリスマスシーズンで大失敗をしたAmazon……
では、なぜAmazonが自社の物流や実店舗ビジネスに積極的に乗り出しているのでしょうか?
その理由は、実はAmazonは、数年前の「クリスマスシーズン」に大失敗を経験したからといわれています。
クリスマスシーズン(=ホリデーシーズン)は、Amazonの売り上げが数倍に伸びる、1年の1度の売上倍増シーズンです。ところが数年前のこの重要な「クリスマスシーズン」に、Amazonは大きな失敗をしたといわれています。つまり「外部の宅配業者に配送を任せたところ、多数の配達遅延が起こり、数千億円の損失を被った」というものです。
この頃からAmazonは、「自分たちで配送システムを構築した方がいい」と判断したようです。
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