Amazon輸出に必須! フィリピンの政治的な力関係を知っておこう
Amazon輸出 初心者アイコちゃんシリーズ
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先生。フィリピン政府と中国アリババが、フィンテックの普及で提携したというニュースがありましたよ。これはどういうことですか?
これはちょっと深刻なニュースだね。まずフィンテックというのは、ブロックチェーンによって支えられている技術なんだ。そしてそのブロックチェーンというのは、次世代の重要なテクノロジーのひとつで、ビットコイン等の仮想通貨の信用チェックにも利用されている技術なんだよ。ビットコインが広く利用されているのは、ブロックチェーンで「信用」が担保されているからなんだ。他にも、銀行取引、会社の契約書、各種証明書などにも、将来的にはブロックチェーン技術が使われるようになるよ。
うわー、ブロックチェーンは大活躍なんですね。
そして最も重要なのが、「ブロックチェーンによるインターネットの再構築」だね。
「インターネットの再構築」ですか?
そう。いまのインターネットは、データのやりとりに独自の技術を使っているんだけど、既に時代遅れで効率が悪くなっているし、信用度も低いわけ。でもブロックチェーンを使えば、データの送受信が効率化され、信用度も格段に高くなるんだ。だから、ごく近い将来、インターネットは「ブロックチェーン」技術によって再構築されるといわれているんだよ。
それはまた、壮大な話ですね。いまあるインターネット網が、すべてブロックチェーン技術で作り直されるかも知れないということですね。
そういうこと。そこで今回の中国アリババとフィリピン政府の提携だけど、もうわかったと思うけど、とても恐ろしいことなんだよ。
うぅ…… たしかに、中国アリババがフィリピンのフィンテックとブロックチェーンを支配するということは、金融、各種契約、証明書類、銀行取引、そして次世代のインターネットを支配する、ということになりますね。
そのとおりだね。中国アリババは中国共産党の一部だから、「中国共産党がフィリピンの次世代インターネットの覇権を握った」のと同じ意味なんだよ。これは恐ろしいことだよ。
でも、なぜフィリピン政府は、中国アリババ、つまり中国共産党に自国の重要なフィンテックとブロックチェーン技術で提携することにしたんでしょうか?
フィリピンは、中国共産党の政治力がとても強い国なんだ。例えば最近、初めてフィリピンに「慰安婦像」が建てられたってニュースがあったでしょ。すぐに日本政府は異議を唱えたり、自民党の河井克行氏がフィリピンに来て、ドゥテルテ大統領に「慰安婦像の早急な撤去」を求めたんだ。ドゥテルテ大統領は「よっしゃ!任せとけ」といったけど、数日後に「慰安婦像は憲法上の表現の自由」として、いまだに撤去されていないよ。
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うわー。そんなことがあったんですね。でも、慰安婦像は「日本と韓国」の問題ですよね?なぜ 中国が関係あるんですか?
海外の慰安婦像の問題は、韓国が主導しているんじゃなくて、中国が黒幕なんだよ。例えばサンフランシスコ市で問題になった慰安婦像だって、中国が主導しているんだ。慰安婦像の受け入れを決定したサンフランシスコ市長は中国系だし、サンフランシスコ市の人口の約25%は中国系移民なんだよ。
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あれー、そうなんですか! 「慰安婦像」はてっきり韓国が主導しているのかと思っていましたが、黒幕は中国なんですね。
そう言われているね。フィリピンの慰安婦像がいまだに撤去されないことからも、フィリピン国内での中国共産党の政治力がどれほど強大かわかるでしょ。そしてフィリピン政府は、次世代の重要なテクノロジー「フィンテック」と「ブロックチェーン」を中国に明け渡してしまったんだから、もうメチャクチャだね(T_T) 近い将来、フィリピン国内で飛び交う金融情報、各種契約書、個人情報、インターネット上の通信情報などは、すべて中国共産党に丸見えになるかも知れない、ということだよ。
Amazon輸出実践者にとって、フィリピンを始めとした東南アジアは重要な地域ですから、こういった政治的な力関係がどうなっているかを知ることは、とても重要ですね。ありがとうございました!
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