GoogleとAmazonの対立構造が浮き彫りに
Amazon輸出 初心者アイコちゃんシリーズ
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先生。AmazonのAIスピーカーが職場にも対応したそうですね。
ホントだね。家庭用のAIスピーカーから始まって、瞬く間に職場向けのサービスを始めたね。AmazonのAIスピーカーはこのほかにも、自動車、病院、学校などにも置かれ始めているよ。
えぇー! いつの間にそんなところにまで進出していたなんて…… 自動車のダッシュボードに置かれていたら便利だろうなー。それに病院にあったら受付の代わりをしてくれそうだし、学校にあったら英語や数学、歴史、物理など、なんでも教えてくれますね。先生がいらなくなります(笑)
Amazonは抜け目ないよね。気がついたらあらゆる場面でAIスピーカーが使われているってことになるんじゃないかな。
ところで先生、先日「GoogleがAmazonのスティック型デバイスからYouTubeを遮断」って言うニュースがありましたよ。これはどういうことですか?
Amazonが販売しているUSB型のネット接続デバイスがあるんだけど、そこからYouTubeを見られないようにGoogleによって遮断されたってことだね。YouTubeはGoogleが運営しているサイトだからね。比較的新しいテレビだと、裏面にUSBを接続できるようになってるでしょ。そこにAmazonのスティック型デバイスを挿入すると、インターネットにつながって、ネットサーフィンしたり、映画や音楽を聴くことができるんだよ。だけどGoogleは、「自分たちのビジネスがAmazonによって邪魔されている」として、AmazonのデバイスからYouTubeを見られなくしたんだね。
えぇーっ!? それはちょっとひどいですね。YouTubeを見ようと思ってそのデバイスを購入した人もいたんでしょう?
うん。この「事件」は、先日話した「eBayとGoogleの提携」にもつながっていくことだよ。
えーっと、いまEC業界は5つの連合に分けられるという話でしたね。(1)Amazonとマイクロソフト、(2)eBayとFacebook、(3)Googleとウォルマート、(4)アリババとラザダ、(5)その他の独立系(ヤフオク!、BUYMA、メルカリ、楽天)と言うことでした。
そう。それで先日、eBayとGoogleが提携して、GoogleのAIスピーカーからeBayを利用できるようになったって話をしたよね。ところが今回は、「AmazonのデバイスからGoogleのサービスYouTubeを閉め出した」というニュースだよ。つまりこれは、見方を変えればeBayとGoogleの提携がより強化された結果とみることができると思うよ。
ちょっと複雑ですけど、要するにグーグルはAmazonに対抗するためにeBayと提携して、さらに自分の目玉サービスである「YouTube」をAmazonのデバイスから利用できないようにして閉め出した、ということですね?
そのとおり。「GoogleのAIスピーカーからeBayが利用できるようになった」ことと「Googleの運営するYouTubeがAmazonの機械から利用できなくなった」というふうに並べるとわかりやすいかな。
最近、世界のECサイトとIT企業の統合や提携が進んでいて、新しい時代に入ったという気がします。今後も各社の動きに注目ですね。ありがとうございました!
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