中国にいながらAmazon日本の商品を購入できる新サービス誕生!
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中国国内にいる中国人が、Amazon中国経由でAmazon日本の商品を購入できるサービスがスタートしました。Amazon中国法人の「Amazon海外購」がAmazon日本と提携したことにより実現した新サービスです。
Amazon日本は、2016年8月に中国語版を追加し、中国からの買い物の利便性を向上させていました。
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しかしそれでは十分ではないと言うことで、「Amazon中国からAmazon日本の商品を直接購入」できるようにしたのが、今回の新サービスです。
これをきっかけとして1年後に日本では、Amazon中国で売れている商品のデータ分析やAmazon中国とAmazon日本を比較した商品リサーチツールなどが公開されたり、「Amazon海外購」攻略セミナーなどが各地で開催されるでしょうw
Amazonの最終形は「世界統一ECサイト」の構築!
Amazonの最終的な狙いは、「世界統一ECサイト」の構築と言われています。
例えばAmazon日本で出品されている商品を、Amazon米国、Amazon中国、Amazon欧州、Amazonインド、Amazon東南アジア等の世界中のAmazonで簡単に購入できるようにすることです。
つまり、「たくさんある世界中のAmazonを、まるで1つのECサイトのように機能させる」ことです。
今回のAmazon中国の新サービスができる前は、Amazon中国からAmazon日本の商品を直接購入することはできなかったわけです。中国にいながらAmazon日本の商品が欲しければ、(中国語版の)Amazon日本を開いてそこから注文し、高い送料や関税を支払って購入しなければなりませんでした。
今回Amazon中国からAmazon日本の商品を直接購入することができるようになったわけですから、さらにAmazon中国がAmazon米国、Amazon欧州などとも提携を進めていけば、中国にいながら日本、米国、欧州などの商品をAmazon中国で購入することができるようになります。これを世界中に広げていけば、最終的にAmazonは、世界中のAmazonをまるで1つのECサイトのように機能させることができるわけです。
独自の貨物船や貨物飛行機を大量に保有しているAmazonは、いまやフェデックスやDHLを脅かす世界規模の物流企業でもあります。次世代の配送テクノロジーである「ドローン」についても、Amazonは基幹技術の特許取得を連発しています。Amazonが世界中に建設しているFBA倉庫や配送システムを統合することで、配送時間を短くしたり、関税を安くすることもできます。
商品を販売するだけでなく、関税の自動化や自宅への配送までを含めた「世界統一ECサイト」です。
「世界統一ECサイト」を成し遂げるのは、Amazon以外の企業では不可能でしょう。アリババは配送に弱く、eBayはこの10年以上何も進化していないからです。
「Amazonの世界統一ECサイト」完成後のAmazon輸出はどうなるのか?
では、Amazonが「世界統一ECサイト」を完成させたあと、Amazon輸出はどうなるのでしょうか? どの国からでも安く早く海外の商品が手に入るのなら、Amazon輸出というビジネスは成り立たなくなるのでしょうか?
私は「Amazonの世界統一ECサイト」がAmazon輸出に及ぼす影響については限定的だと思っています。なぜなら、Amazon輸出実践者として見た場合、「Amazonの世界統一ECサイト」にはいくつかの抜け道があるからです。それについては、次回以降でご説明します。
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