Amazon中東が誕生しそうだというニュースを昨日紹介しました。
ところでいま私はフィリピンにいるのですが、フィリピンと中東はとても密接な関係があります。政治的ではなく個人的なつながりが強いのです。なぜなら、フィリピンから多くの優秀な人材が中東、特にドバイで仕事をしているからです。
フィリピンは人口の約10%が海外で仕事をしています。フィリピンの人口は日本とほぼ同じ一億人です。その10%すなわち約1000万人が海外に渡って仕事をしているわけです。
日本に置き換えてみれば、日本国民の優秀な約1000万人が海外で仕事をしていることになるわけです。このインパクトを想像してみてください。
フィリピンとドバイは個人間で密接な関係にある
Amazonが買収に成功したといわれる『Souq.com』の本部はドバイにあります。
そしていま、フィリピン人が海外で仕事をするうえで最も人気のある国がその「ドバイ」です。フィリピンからはたくさんの人がドバイで働いています。その他、サウジアラビア、ロシア、シンガポールなども人気があります。
つい最近まで私の近所に住んでいた何人かのフィリピン人が、今はドバイでドライバーをしてたり、サウジアラビアで看護師をしていたり、ロシアで家政婦をしていたりします。
フィリピンのいいところは、世界規模で個人間のネットワークがすぐに作れてしまうことです。例えば私がドバイの生の情報を知りたければ、まず近所に住んでいる数名のフィリピンの友達に声をかけて、家族や親戚、知り合いにドバイで働いてる人を紹介してもらいます。そしてFacebookからメッセージを送れば、すぐにその人と友達になって現地の生の情報をもらうことができるというわけです。
フィリピンにいれば、ドバイに限らず世界中のどの国でも個人間ネットワークを一瞬で作ることができてしまいます。
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