なぜ敵対するAmazonとPayPalの提携話が進んでいるのか?
AmazonとPayPalの提携話が進行しているというニュースがあります。
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もともとPayPalは、eBayの決済システムとしてeBayとともに急成長してきた経緯があります。eBayとAmazonは事業として対立していますから、eBayにくっついているPayPalも、本来であればAmazonと対立する関係です。
ところが、そのAmazonとPayPalの提携話が進んでいると言うことです。
eBay輸出に詳しい人なら誰でも知っていることですが、実は、eBayとPayPalは2014年9月頃に、事業が分離されました。それまで仲良くやってきたeBayとPayPalは、この分離をきっかけに、別々の道を歩むことができるようになりました。eBayの呪縛から解かれたPayPalが、全米の決済額の約75%を占めるAmazonと提携をするのは、当然と言えます。
Amazonは、自社の決済サービス「Amazonログイン&ペイメント」が順調に成長しており、導入企業が1000社を超えたというニュースもあります。ここにPayPal決済が加われば、Amazon利用者の利便性が一気に高まります。
世界の景色を一変させるサービスや技術を開発してきた「PayPalマフィア」とは?
ちなみに「PayPal」と言えば、その創業者たちは「PayPalマフィア」と呼ばれ、世界中のIT業界に巨大な影響を与え続けていることで有名です。
PayPalの創業者たち、つまり「PayPalマフィア」には、テスラ・モーターズのイーロン・マスクをはじめ、LinkedIn、Yelp!、YouTube、Yammer、Kiva MicroFinance、Zivityなどの世界の景色を一変させるようなサービスやシステム開発に深く関わってきた顔ぶれがそろっています。
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YouTube、LinkedInから、テスラ・モーターズまで、ここ数年で急激にのしてきた企業やサーヴィスの背後にはPayPal出身者が多い。
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