■ Amazon輸出で市場を独占する方法
Amazon輸出の今年の1つのトレンドとして、「中国の工場でオリジナルの商品を作って、Amazon米国等で販売する」というものがあります。
数年前に、中国のタオバオなどから輸入した商品にオリジナルのJANコードを付けてAmazon日本で販売する、というのがブームになったことがあります。
オリジナルのJANコードを付ければライバルが同じ商品を販売することができないため、市場を独占できるというものです。
数万円する情報商材が大々的に売り出されたのがブームのきっかけになったようですが、実際にはそれよりも数年前から、一部の実践者ではよく知られていた手法でした。
ただ、この「中国のタオバオなどから輸入した商品にJANコードを付けてAmazon日本で売る」という方法には、避けられない欠点があります。
それは、「簡単に真似される」ということです。
「簡単に真似されない」、「独占販売できる」のがこの手法のいいところ、というのがブームになった理由なのですが、実際には簡単に真似できます。
その具体的な手法については、すでに月刊音声セミナーで数回取り上げているので今さらという感じですが、要するにJANコードのクセを見抜いてしまえば簡単なのです。
そこで、簡単に真似できない手法として今年の1つのトレンドとなりそうなのが、「中国の工場でオリジナルの商品を作って、Amazon米国等で販売する」というやり方です。
この手法は、誰にも真似されるリスクがありません(もちろん、違法コピーなどルールを無視した人に真似されるリスクはあります)。
一度作ってしまえば、完全に市場を独占できてしまいます。
アメリカだけではなく日本のAmazonで販売してもいいのですが、どちらにしても誰にも真似されるリスクがないため、すでに一部の実践者が取り入れ始めています。
Amazon欧州などでは、メーカーからの警告で出品できない商品があります。
見方を変えれば、自分がメーカーになってその商品を独占的に販売できれば、その他大勢のライバルから一瞬で抜け出すことができる、というわけです。
真似しようとするライバルに警告を発し、強制的に商品を取り下げさせる側に回ることができるからです。
あとは何を商品化するかという問題が残りますが、専門のサポート会社と相談しながら決めていくことで、意外と簡単に解決できるでしょう。