告白すると、私はAmazon米国でニセモノを買わされた経験がありますw
(輸出ではなく)Amazon米国から輸入して儲かる商品がないか探していた時、ビートルズのCDボックスがとても安く売られているのを発見しました。
評価がゼロの新規出品者でしたが「Amazonが偽物を販売するはずない」と信じていたので、何のためらいもなく購入しました。もう何年も前の話です。
実際送られてきた商品は見た目にも何の問題もなかったのですが、念のため「ビートルズ CDボックス ニセモノ」とネットで検索してみたら、書かれていたニセモノの特徴とぴったり一致していました。
何も知らずに出品していれば、今度は私がニセモノ販売業者になってしまうところでしたね。
いくら注意していても、自分がニセモノ販売業者になってしまうリスクは常につきまといます。
万が一あなたがニセモノを販売した場合はどうなってしまうでしょうか?
世界中にニセモノを捕まえることをビジネスとしている専門会社があります。
大きなところだけでも世界中で20社以上あると言われており、ニセモノ出品者を捕まえてしかるべき機関に差し出すというビジネスを専門にしている会社です。
この「ニセモノ捕獲会社」はどのようにしてニセモノ販売者を捕まえるのでしょうか?
彼らが見るとこは、下記の3点です。
・価格(安すぎる)
・写真
・テキスト(文章)
これは怪しいとなった場合は実際にその商品を買って確認します。
そして2~3ヶ月徹底的にマークするそうです。
これでは一度目をつけられたら逃げられませんね^^;
最近では、関税との太いコネクションを持ち、クレジットカード決済の情報と照合し、海外中の警察が連携た強固な体制が出来上がっています。
つまり、あなたが想像している以上に、世界中で「ニセモノ捕獲」が大々的な規模で進められているわけです。
さまざまな手法を駆使し、各機関が連携して情報交換し、ニセモノ出品者を捕獲するための網が世界中に張り巡らされています。
例えば、日本のヤフオクでニセモノを出品しても、それが海外からなら捕まらないだろう、ということはもう成り立たないそうです。
日本のニセモノ捕獲会社がヤフオクと連携して海外の警察に連絡し、海外の警察がニセモノ出品者の自宅まで捕まえに来ます。
また、「ニセモノを一度に大量に輸送すれば見つかるだろうけど、小分けにして少しずつ送れば大丈夫」という方法も、張り巡らされた網をすり抜けることはできないということです。
さて、最も気になる「あなたがニセモノを販売してしまったらどうかるか?」です。
これは、ニセモノと知っていて販売してしまったか、知らなかったかによって異なります。
知っていて販売したのであれば当然罪は重くなりますが、知らなかったのであれば無罪か軽微の罰則となるでしょう。
重要なのは、こういった情報を、正確に、そして誰よりも早く入手することです。
公開されている情報には、関税のホームページ、ヤフオク、ebayなどの知的財産保護についてのヘルプページなどがあります。
見落としがちですが、ここに書かれていることはとても重要です。
ネットで「企業名+偽物 or 模倣品」で検索するのも有効です。
しかし、一番いいのは、常にこういった情報を交換できる仲間を持つことでしょう。
実を言うと、今回紹介した貴重な情報は、実際にニセモノ捕獲会社の上級スタッフとして活躍されていた方から直接聞いたものです。
「企業秘密で言えないことはたくさんある」としながら、今回紹介した内容以外にも様々な情報を教えていただきました。
他では聞けない正しい情報を教えてくれる仲間や配信してくれる人などと常につながりを持っておくことや、そういった集まりに参加することが、今後ますます重要になってきます。
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