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「返品・返金できます」と書かなければならない

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返品不可の画像

■せどりで商品を売る際、その売上は説明文によって大きく左右されます。

eBay輸出など、英文で商品説明を書くことができない場合は、画像や動画で説明するという方法もありますが、どちらにしても、商品の売上は説明文しだいです。

そして、時々こんな意見を聞くことがあります。

Amazon FBAやヤフオクの説明文に「返品・返金できません」と書いておいたほうが、実際の返品、返金を減らすことができ、儲かる、という意見です。

しかし、ホントかな?と思います。

■そもそも、「返品・返金できません」と書かれた商品は売れにくいはずです。

「返品・返金でき”ます”」と書いた商品が100個売れ、「返品・返金でき”ません”」と書いた商品が95個売れたとします。

この条件で返品・返金が5個あれば引き分け、4個以下であれば「返品・返金でき”ます”」と書いた方が売上は上がることになります(返品・返金の手間などは考慮外です。後述の通り、返品されたものを再出品すれば売り上げになります)。

■では、「返品・返金でき”ます”」と書いた方が儲かるのでしょうか?

少し考えればわかることなのですが、そういう訳ではありませんね。
なぜなら、両方の説明文を全く同じ環境でテストすることは、事実上不可能だからです。

全く同じ条件で「返品・返金でき”ます”」と、「返品・返金でき”ません”」という説明文で、どちらの返品・返金率が高いのか、最終的にどちらが儲かるのかをテストすることは事実上できません。

もちろん、大手の通販会社が同じ条件で同じ商品を1万個売ったら「返品・返金でき”ません”」という説明文の方が最終的に儲かった、というテストをすることはできます。

仮にそのテスト結果が出たとしても、時期や商品、価格帯等によって結果は逆になることも考えられます。

さらに、そのテスト結果が3年後も同じという保障はありません。

前述のとおり、返品されたものを再出品すれば売れるかも知れませんが、もともと1万円で売れるはずのものが、開封済みということで9,500円になってしまうかも知れません。

返品の状態によっては、1円でも売れないかも知れません。

■つまり、「返品・返金できます」と「できません」のどちらの説明文にしたら儲かるかを正確に計算することは不可能なので、ここで悩むことは、時間をムダにしているということですw

■では、どちらにすればいいのでしょうか?
当然ですが、「返品・返金できます」と書くべきです。

なぜならそれは、せどりビジネスとしての自尊心のためです。

もしあなたが「返品・返金は面倒だし、”できません”と書いておいたほうがいいよね」という理由で説明文をそのように書いたとします。

確かに、面倒な作業は減るし、結果的に売上は増えるかも知れません。
しかしそこで短期的に得したとしても、中・長期的に見ればあなたはソンしています。

せどりビジネスとしてのプライド、自尊心がその時点で既に失われているからです。

■物販をしていると、理不尽な理由で返品・返金を要求してくる人がいます。

それでも、あなたがせどりビジネスで長く安定して稼ぎたいと思っているなら、商品の説明文には歯を食いしばって「返品・返金できます」と書かなければなりません。

もちろん、本当に返品・返金できないものは、「できない」と書いてくださいw

※「返品・返金」については法律上様々な解釈があります。

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