「文字化けする原因」が分かれば、解決する方法も分かる
Amazon輸出をしていると、Amazon米国の管理画面からダウンロードしたCSVファイルをExcelで開いたら文字化けしていた、という場面に出くわすことが多いと思います。
一般的なパソコン作業であれば、ファイルを開いたときに文字化けした、などということはほとんどないと思います。ところがAmazon輸出では、それが頻繁に起こります。なぜ一般的な作業では起こらないのに、Amazon輸出ではしょっちゅう起こるのでしょうか。
それは、「文字化けが起こる原因」が分かれば、簡単に理解できるようになります。
なぜ文字化けが起こるのかといえば、それは、「海外で使用されている文字コードと、日本語の文字コードが異なるから」です。
あなたが使用しているパソコンには、文字、画像、動画など、さまざまな情報がディスプレイ上に表示されます。ここで、文字を表示するための方法が、海外のパソコンと日本のパソコンでは、異なるのです。だから、海外のパソコン用の文字コードを日本語のパソコンで開くと、文字化けしてしまう、ということなんですね。
Amazon輸出は、主にAmazon米国、Amazonカナダ、Amazon英国などの「海外」のAmazonで商品を販売するビジネスです。「海外のAmazon」の管理画面からダウンロードしたファイルは、海外のパソコンで見られるように処理されています。それを日本のパソコンで開くわけですから、文字化けしてしまうのは当然なのです。
海外で用いられる文字コードは「UTF-8」と呼ばれています。
日本で用いられる文字コードは「Shift-JIS」と呼ばれています。
Amazon米国などの海外のAmazonの管理画面からダウンロードしたCSV等のファイルは、「UTF-8」で作られています。日本語の環境のパソコンで「UTF-8」ファイルを開こうとすると、文字化けしてしまいます。
これが、「文字化け」の原因です。
文字化けの原因が分かれば、解決方法が分かります。海外の「UTF-8」で作られたファイルを日本語の「Shift-JIS」に変更すればいいわけです。
「UTF-8」を「Shift-JIS」に変更する方法にはいくつかありますが、一番簡単なのは、(1)一度メモ帳で開いて「UTF-8」を「Shift-JIS」に変更したあと保存するか、(2)無料ツールを利用して「UTF-8」を「Shift-JIS」に変更する、の2つです。
(1)一度メモ帳で開いて「UTF-8」を「Shift-JIS」に変更したあと保存する
Amazon米国などの海外のAmazonの管理画面からダウンロードしたCSVファイルなどは、海外の文字コードである「UTF-8」で作られています。これを日本語環境のExcelなどで開くと文字化けしてしまいます。日本語環境で使われる文字コードは「Shift-JIS」ですから、Excelで開く前に「UTF-8」を「Shift-JIS」に変換してしまえばいいわけです。
その最も簡単な方法が、Windowsパソコンに付属している「メモ帳」を利用することです。メモ帳では、「UTF-8」形式のファイルを開いて「Shift-JIS」に変更して保存する機能がありますから、これを利用すればいいわけです。
具体的な手順は、下記のようなサイトを参考にするとわかりやすいと思います。
(2)無料ツールを利用して「UTF-8」を「Shift-JIS」に変更する
「一度メモ帳で開いて「UTF-8」を「Shift-JIS」に変更したあと保存する」は、最も簡単な文字化け解決法ですが、欠点は、ファイルを一つ一つ手作業で変換しなければならないことです。文字コードの変換作業が頻繁に発生したり、10ファイルや100ファイルを一度に変換しなければならない場合は、メモ帳での変換作業は煩雑になります。そこで、文字コード変更のための専用ツールを利用する方法があります。
下記のページを開けば、文字コード変更の専用ツールがたくさん見つかります。
一般的なパソコン作業では、文字化けは起こりませんから、それを解決する方法を知らなくて問題ないでしょう。
しかしAmazon輸出に限らず、せどり、Amazon輸入、中国輸入をするのであれば、「文字化け解決法」は、常識といっていいと思います。
上記の通り、「文字化けを解決する方法」はなにも難しいことはないのですから、この機会にマスターしてしまいましょう。
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