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日本破綻に備えて「農業に転職」は意味なし

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日本破綻に備えて「農業に転職」は意味なし。カカシの画像
■入会特典に「日本破綻は、せどりで巨万の富をつかむ千載一遇の大チャンス!」という資料があります。

せどりとは無関係の資料に思う人も多いようですが、意外と人気がありますw

数年後に日本が財政破綻しそうだ、という話はよく聞くのですが、ではどうすればいいか?となると、「金(ゴールド)を買ってタンスに隠せ!」、「海外のHSBC香港 上海銀行の口座に預ければ安全!」などの間違った方法が紹介されています。

■聞いた話では、「日本破綻に備えて、農業に転職した」という人がいるそうです。
日本が破綻すれば、日本国内で食糧の価格が高騰し、食料危機が起こるから、というのがその理由でした。

それを聞いて、大丈夫かな?と思っています。

確かに、アルゼンチン危機では、1週間分の食料と1軒屋が物々交換されたそうです。
日本国内で食料が入手しにくくなれば、同じようなことが起こるかもしれません。

それでも、自分で農業をするのはリスクが高すぎると思います。

■まず1番目の理由は、ハイパーインフレ&食糧危機のさなか、のんびり農業できるだろうか?という疑問です。
毎日せっせと作ったコメや野菜も、強盗に襲われることを覚悟する必要がありますw

生き延びるために必要な食料が目の前に大量にあれば、強盗の対象になるのは当然ですね。

農作業用の土地を24時間監視し、いざという時は強盗集団と戦って勝つ!ということはまず無理でしょう。

■2番目の理由は、現在の農業は、農作業用機械、ガソリン、電気等がないと作業できないという事実です。
ハイパーインフレ時にこれらのものを安定して確保できるか疑問です。

農業をしていれば、家族の食料は確保できるかも知れませんが、それ以外のものを確保できるのかわかりません。

■3番目の理由は、せっかく作った農作物を、安心して販売できるか?という疑問です。
日本破綻時には闇市が横行するため、政府は販売業者を登録制にします。
政府から認められた販売業者として登録されればいいですが、登録されない場合は闇市で売るしかありません。

闇市で売る=違法行為ですから、高く売ることはできても、安心・安定して販売できるとは言いがたいです。

■最後には財産税です。
財産税は、日本破綻時に日本政府が施行する、全国民(=あなた)の財産を没収するための特別な法律です。
農作業用土地=あなたの財産ですから、没収、あるいは管理の対象になる可能性が高いです。

■というわけで、日本破綻に備えたいのであれば、農業ではなく、やはりせどりがいい選択のようですw

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