Amazon米国のFBA利用者数について、興味深い数値がありました。
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要約しますと…
- 日本人セラーのFBA利用者が前年比35%以上増
- Amazon米国へ出品する日本人セラー数が前年比40%以上増
- 世界のFBA利用者数が前年比70%増
- アメリカ以外のFBA出荷数が前年比80%以上増加
- 世界各国のFBA出品数が20億点以上
この説明では、「Amazon”日本”での日本人FBA出品者が35%以上増えている」のか、「Amazon”米国”での日本人FBA出品者が35%以上増えている」のか、判断ができなかったのですが、発表したのがAmazon米国ですから、おそらく後者でしょう。
これだけFBA利用者が急増すると、「Amazon輸出はライバルが増えて稼げない」とならないか心配になりますが、そんなあなたには、こちらのグラフが参考になります(^_^)
これで見ると、Amazonの小売業としての事業は、過去5年間で平均約27%成長を続けていることが分かります。ただこのグラブは「Amazonの売上」の成長率なので、Amazon米国での日本人セラーの増加率にそのまま当てはまるわけではないのですが、それでもAmazonの成長率とライバル数の増加はほぼ比例していると言っていいと思います。
例えば「Amazonの成長率27%増、日本人セラー120%増」というかけ離れた数値なら、ライバルが急増して稼げなくなっていると判断できます。しかし、今回のように「Amazonの成長率27%増、日本人セラー40%増」のであれば、両者は比例的に連動して動いていると考えていいでしょう。
では、なぜAmazonの成長率とAmazon輸出のセラー数は、ほぼ比例して増加するのでしょうか?
日本人セラーが増えすぎてしまえば、当然稼げない人が出てくるので、その人たちはAmazon輸出から撤退します。そうすると今後はライバルが少なくなるので稼ぎやすくなります。そしてしばらくするとまた出品者が増えてきて稼ぎにくくなり撤退者が増えて、稼ぎやすくなります。そうするとまた出品者が増えて稼ぎにくくなる……というサイクルを繰り返すことになります。
そうしていくうちに、Amazonの成長率とAmazon輸出のセラー数は、ほぼ比例して増加する、となるわけです。
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