eBayを買収するのは、アリババかGoogleかウォルマートか

eBayを買収するのは、アリババかGoogleかウォルマートか

eBayを買収するのは、アリババかGoogleかウォルマートか

eBayがどこかの企業に買収されるのではないかというニュースは、海外でよく取りざたされます。Amazonと比較してeBayは、それほど大きな改革を進めているようには見えず、旧態依然としたオークションサイトのまま停滞しているからです。

Amazonは、その帝国を世界に拡大し、さらに個人の生活を支配する存在になっています。一方のeBayはオークションサイトのままで、これといった進化はしておらず、IT企業としては時代に取り残されている存在と見なされています。

Amazon、Google、アリババ、Apple、ウォルマートなどの世界的IT企業は、米国、欧州、アジアなどでその覇権争いを繰り広げています。ところがeBayは、そういった話題に上ることがありません。とはいえその会員数や売上は巨大ですから、格好の買収対象として取りざたされることが多いわけです。

最近、ウォルマートがJet.comを買収したというニュースがありました。Jet.comは、Amazonの唯一のライバルと目されてきた新興ネット通販サイトです。Jet.comを買収したウォルマートが続けざまにeBayを買収することが難しいとなれば、残りはGoogleかアリババ、ということになりそうです。

もしGoogleがeBayを買収したとしたらどうなるでしょうか。そもそもパソコンやスマホで商品を検索する際、Googleを利用せずにAmazonから直接検索をする人の方が多いという調査結果があります。Googleの検索エンジンとしての存在価値が、(商品の検索に関しては)Amazonによって既に逆転されてしまったわけです。ですからGoogleが、「商品検索の覇権を取り戻すために、eBayを買収する」ということも十分考えられます。しかしGoogleは、AmazonやeBayのような物販ビジネスには向いていないように思います。GoogleはAmazonのまねごとをしてドローンによる配送をテストしたり、地元の店舗と提携して物販ビジネスに乗り出していますが、これらがうまくいっているようには思えないからです。

一方の「アリババ」はどうでしょうか。アリババは、タオバオやアリババなど、既に物販に強いサイトを複数運営しています。日本から中国輸入をする場合の仕入れ元は、タオバオかアリババのどちらかです。アリババであれば、eBayを買収して自分たちの傘下に収めたあと、Amazonに対応しうる世界的なサイトに復活させることができるように思います。