なぜヤフオクのフリマ事業はメルカリに勝てると断言できるのか?

なぜヤフオクのフリマ事業はメルカリに勝てると断言できるのか?

ヤフオクがフリマに本格参入するというニュースがあります。

楽天は「フリル」というフリマアプリでメルカリを猛進しています。

さらに海外では、メルカリの強敵といわれる「Letgo」というフリマアプリが、200億円もの資金を調達したと話題になっています。

ヤフオクのフリマ事業がメルカリに勝てると断言できる理由とは?

、メルカリ、楽天フリル、そしてLetgoの4つのフリマアプリが登場しましたが、ここでは本命となるヤフオクとメルカリを比較してみましょう。

ヤフオクは、日本で唯一成功しているオークションサイトです。以前は、鳴り物入りで日本に上陸したeBayや、マイクロソフト社のMSNオークションなどもありましたが、ヤフオクに勝てずに撤退しています。

ところが、スマホアプリ時代になって、その波に乗ったメルカリがフリマアプリとして急成長を遂げました。その影響で、ここ数年間はヤフオクの存在価値が(ちょっとだけ)揺らいでいました。ヤフオクよりもメルカリの方が使いやすく、スマホ利用者の増加に伴って「スマホ専用のフリマアプリ」のメルカリに軍配が上がっていたわけです。

そこでヤフオクが起死回生のために新しくフリマ事業に本格参入する、というのが今回のニュースです。

ヤフオクのAPIが勝負を決める鍵となる

すでにオークションサイトでひとり勝ちのヤフオクがフリマ事業に参入すれば、メルカリはひとたまりもないと考えられます。公表された数字によると、すでにスマホからヤフオクを利用している人は、メルカリの約1.8倍となっています。

なぜヤフオクのフリマ事業はメルカリに勝てると断言できるのか?

さらにヤフオクが有利な点は、強力な「」の存在です。

「API」とは、そのサイトのデータを自由に使えるようにしたものです(実際にはデータだけでなく、さまざまな機能があります)。

例えば、ヤフオクの詳細なデータ分析をすることで有名な「オークファン」は、ヤフオクから提供されるAPIのデータを元にそれを加工して会員に提供しています。平均落札金額、落札されやすい時間帯、特定の出品者の過去の出品商品や落札率など、ヤフオクを利用する人にとって必須の情報を提供しているのがオークファンです。そしてそれは、ヤフオクが提供しているAPIのデータが元になっています。

「オークファン」が事業として成功できたのは、ヤフオクのAPIが強力だったからです。貧弱なAPIではヤフオクからまともなデータを取得できず、ビジネスとして成り立っていなかったでしょう。

なぜヤフオクのフリマ事業はメルカリに勝てると断言できるのか?

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メルカリの本当の欠点は、あるのかないのか分からない「API」

さて、メルカリのAPIはどうかと言えば、あるのかないのかよく分からない状況です(調べてみましたが、よく分かりませんでした)。仮にメルカリにAPIがあったとしても、とても貧弱なはずです。なぜそれが分かるかと言えば、2016年末に起こった「メルカリツールの規制」が巻き起こした大混乱です。

もしメルカリに強力なAPIがあれば、それを元にしてさまざまなメルカリツールを作ることができます。メルカリに一括で出品するツール、価格差のある商品を見つけるツール、出品者が出品している商品を一覧で取得するツール、ある商品の平均落札金額の分析ツールなどです。こういったツールは、メルカリのAPIから取得したデータを元に作ることができます。

ところが過去のメルカリツールのほとんどは、メルカリのサイトを自動巡回して情報を取得したり、大量出品や出品と取り下げを繰り返すなどの「原始的」な手法で成り立っていました。これらの手法は、メルカリの規約違反となります(同時に日本の法律違反となりますが、これについてはメルカリが目をつぶったのでしょう。しかし同じようなツールを利用して逮捕された事例が過去にあります。 → 『Amazon輸出ツールがAmazonから裁判を起こされる日』)。

なぜヤフオクのフリマ事業はメルカリに勝てると断言できるのか?

 

2016年後半までに普及していたこのような「」は、メルカリのAPIから情報をもらうことができなかったので、やむを得ずメルカリの規約違反を犯して情報を収集していたわけです。それに業を煮やしたメルカリがツールの規制を強化したことでメルカリツールはことごとく使えなくなり、ツール利用者の間で混乱が起こりました。これが、2016年末に起こった「メルカリツールの大混乱」の真相です。

元はといえば、メルカリがしっかりしたAPIを提供していれば、こういった混乱は起こらなかったわけです。これが「メルカリはAPIを提供していないか、提供していたとしても貧弱なもの」と推測できる理由です。

ヤフオクのフリマ事業とメルカリの勝負はすでに決着がついている

ヤフオクは、強力なAPIのおかげで、第三者が勝手にヤフオクを支援してくれるツールやサイトをどんどん作ってくれます。その代表例であるオークファンがなければ、いまのヤフオクのひとり勝ちは難しかったと思います。しかしオークファンが生まれたのは、ヤフオクに強力なAPIがあったからです。他にもさまざまなヤフオク専用のツールやサイトがありますが、このような「第三者が勝手にヤフオクのビジネスを支援してくれるツールやサイト」を作ってくれるのは、ヤフオクに強力なAPIがあるからです。

強力なAPIを作って公開することは、第三者に自分のビジネスを支援してもらうために必須の戦略です。

ところが、メルカリにはそれがありません。これが、メルカリよりもヤフオクのフリマ事業が成功すると考える根拠です。

※もちろん、ヤフオクのフリマがメルカリと同じくらい使いやすいというのが条件です。あまりにも使いにくいフリマアプリでは、いくらAPIが強力でも、勝てる見込みはなくなります。

次は「ヤフオクのフリマアプリツールを作って儲ける方法」だ!

ところで、ここまで読んだあなたは、あるアイデアが頭に浮かんだかも知れません。つまり、「メルカリのツールが失敗したなら、今後は強力なAPIのあるヤフオクのフリマアプリ用ツールがブームになるのではないか?」と言うことです。

メルカリツールは、メルカリが規制を強化する2016年後半までは、大ブームを巻き起こしていました。1つのメルカリツールで、1,000人以上の利用者がいたと言われています。しかしメルカリが強力なAPIを用意していなかったため、ツール開発はメルカリの規約違反(そして日本の法律違反)を犯さなければならず、その結果2016年末に、メルカリツールは全滅しました。

ところがここで、ヤフオクがフリマ事業に本格的に参入することが決定的となりました。ヤフオクには、強力なAPIがあります。オークファンの成功事例もあります。そうなれば、誰もが「ヤフオクのフリマアプリツールを作れば儲かる!」と考えるのは当然ですね。

ということで、次回は「ヤフオクのフリマアプリツールを作って大儲けする方法!」について詳しく解説したいと思います。

ヤフオクのフリマアプリツールを作って大儲けする方法!

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