「BUYMAは出品するよりも運営したほうが遥かに儲かる!」ということで、BUYMAと同じECサイトを3万円で作る方法を、3月の音声セミナーで紹介しました。
「3年後のネット輸出入ビジネスの一翼を担おう!」という人はすでに始めていると思いますが、その過程で行き詰まりそうなところを補足説明します。
紹介したソフトを利用してBUYMAと同じサイトを作った場合の、行き詰まりそうな部分とその具体的な打開案です。
3万円ECサイト制作の壁(1) ECソフトの選択
- そもそも紹介したソフトでなくても良い
どのようなECサイトを運営するかは、人それぞれで異なります。
紹介したソフトでは、あなたが理想とするECサイトを作ることが難しい場合もあります。
初期費用と運営費用が安ければ、紹介したソフトでなくても良いです。
他にいろいろ探して見ることをお勧めします。
3万円ECサイト制作の壁(2) 多店舗型のCSVデーター
- 紹介したソフトは「単店舗型(お店1つにお客さんがたくさん)」なので、多店舗型(お店たくさんにお客さんもたくさん)」にするにはお店の出品情報などをCSV等でもらって運営者が手動で反映する
実質的に無料で入手できるECソフトは単店舗型ですが、それを多店舗型として運営するために、出店者のデーターをCSV形式でやり取りする方法を紹介しました。
ただ、CSVに慣れていない場合は、これがスムーズに行かないことが予想されます。
打開策としては、まず自分でCSV形式に慣れる(といっても簡単です)ことがまず必要になります。
そして他の出店者がCSV形式にまとめやすい環境を作ってあげる(Excelフォーマットの用意など)という準備が必要になります。
3万円ECサイト制作の壁(3) クレジット決済の導入
- クレジット決済の導入を断られた場合は、クレジット決済の裏事情を考慮する
ECサイトにクレジット決済を導入するには様々な方法があります。
また、クレジットカード代行会社によって、導入するための基準や審査が緩かったり厳しかったりします。
国内のクレジット決済会社はたくさんありますが、それぞれに特徴があります。
■たとえば、ゼウス社(http://www.cardservice.co.jp/)は審査が厳しく成人向けサイトは門前払いですが、ゼロ社(http://www.zeroweb.co.jp/)は比較的審査がゆるいです。
審査の緩いゼロ社は海外のクレジット会社の日本代理店です。
「日本国内のクレジット会社は審査が厳しく海外はゆるい」、「海外のクレジット決済(を代理している)ゼロ社は審査が緩い」と、両社の担当者から直接聞いたことがあります。
クレジット会社の審査は全て同じ基準で統一されているわけではないので、仮に1社から断られたとしても、ウェブ上で見つけたクレジット会社に片っぱしから連絡してみると見つかるはずです。
■なお、PayPalは審査らしい審査はほとんど無く、また以前は難しかったECサイトへの導入もやりやすくなってきているので、PayPalも選択肢の1つになります。
もし運営するECサイトでクレジット決済の導入が思うように進まなかった場合は、こういったクレジット決済の裏事情なども考慮します。
最強のECサイトを作るヒント
ところで最後にECサイトの成功のヒントを1つ上げたいと思います。
それは、「バイヤー(売り手)の報酬は24時間以内に送金する」ということです。
バイヤーの報酬が確定したら、バイヤーが受け取るべきお金は1秒でも早く送金してあげる必要があります。
報酬を受け取るための時間をアフィリエイトのように1ヶ月も2ヶ月も待たせてしまうのは良くありません。
というか、そのECサイトは失敗します。
■どのくらい「速やかに」行うべきか、といえば、ズバリ「24時間以内」です。
「配送を制するものがEコマースを制す」というドラッガーの予言を以前紹介しましたが、「24時間以内に報酬を送金するものがECサイトを制す」となります。
「バイヤーの報酬を24時間以内に送金するなんて不可能だ!」
「1日の送金件数が100件を超えたら、どうするんだ?」
と思うかも知れません。
以前は難しかったかも知れませんが、今はネット銀行などに様々な便利なサービスがあります。
■たとえば、法人限定ですが、楽天銀行には「一括振込」という便利なサービスがあります。
http://www.rakuten-bank.co.jp/business/transfer/lump-transfer.html
そもそも、社員が1万人いる会社がどのようにして毎月25日に社員の給与を銀行口座に振り込んでいるかといえば、「銀行の一括振込サービス」を利用しているから実現できているわけです。
経理係が一つ一つ送金しているわけではありません。
■ECサイト成功の鍵は、「報酬の24時間以内の送金」です。
もしどうしても難しいという場合は、「24時間以内の送金は手数料100円いただきます。1ヶ月後で良い場合は手数料無料です」などとします。
そして、「24時間以内に報酬を送金する仕組み」を作ったら、この部分だけでもビジネスモデル特許を取ってしまいましょう。
誰にもマネできない、最強のECサイトがこれで完成します。
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