ブックオフはAmazon価格を参考にしているか

ブックオフはAmazon価格を参考にしているか■ ブックオフはAmazon価格を参考にしているか

「ブックオフの値付けがここ1,2年厳しくなってきている」
「ブックオフはAmazonの最安値を参考にしていることは間違いない」
このような事をよく聞くようになりました。

ブックオフがAmazonの最安値を参考にしているかどうか考える前に、そんなレベルじゃない、「全国規模の中古価格データーベース」が存在するはずだと考えるべきです。

■日本には、たくさんの古本屋、リサイクルショップ等があります。
そしてネット上には、Amazon、ヤフオク、ヤフーショップ、楽天、モバオクなど、様々な中古ショップがあります。

もし私が古本屋の店長であれば、ライバル古本屋やオンラインショップの価格相場を知り、自分の店の価格設定に参考にしたいと考えます。

そして、そういったデーターベースを提供する会社というのは、どの業界にも存在します。

■以前、出版社編集長と話をした時、過去に出版された本がどの店でどれだけ売れたか、Amazonでどれだけ売れたか、全国で合計何冊売れたかを教えてくれる出版社専用のデーターを提供してくれる会社があると言っていました。

このデーターを参考に、出版社は次の戦略を練るそうです。

全国出版データーベースを利用するには2つのコースがあり、高いコースは安いコースと比較して、より詳しいデーターを参照できるそうです。

■この出版社専用の「どこでどれだけ売れたか」データーベースは、一般の人は利用しませんし、存在すら知りません。

利用金額は聞けませんでしたが、出版社専用のデーターベースとなれば、安いコースで月100万円、高いコースで月300万円くらいするのでは?と想像します。

■こういったデーターベース提供会社はどの業界でも存在すると考えると、Amazon最安値というレベルじゃない、「全国規模の中古価格データーベースを提供する会社」が存在すると考えるのが自然です。

Amazonは最大のネットショップと言っていいですから、ブックオフがAmazonの最安値を重要視しているのは間違いないでしょう。

しかし、これだけたくさんある中古ショップの中で、ブックオフがAmazonの最安値だけを参考にしているという事ではないはずです。

■資金の少ない古本屋やリサイクルショップは、この「全国規模の中古価格データーベース」を利用できない、利用できても詳しい情報は(料金が高いので)入手できていないはずです。

(実際に出版社専用データーベースの費用の高いコースは、資金のある大きな出版社に限られています)

データーベースを有効活用できていない中小のリサイクルショップが、仕入れとして狙い目かもしれません。

■また、この「全国規模の中古価格データーベース」は、将来的に「”全世界”規模の中古価格データーベース」になっていくことも予想できます。

「”全世界”規模の中古価格データーベース」を提供する会社を作ったほうが遥かに儲かるかもしれませんね。

そのデーターを使えば、自分がブックオフで仕入れてAmazonで転売する時も有効に使えますw

■結論としては、
・ブックオフはAmazonの最安値を重要視している
・それ以上に、「全国規模の中古価格データーベース」が存在しているはずなので、それを参考に更に詳しい戦略を練っているはず
・「全国規模の中古価格データーベース」を有効活用できていない店が仕入れの穴場
・「”全世界”規模の中古価格データーベース」を提供する会社を作れば大儲け!
ということになりますw

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