■ Amazon米国FBA倉庫にEMSで直送は危険
ここのところ、Amazon輸出のFBA利用者が急増しています。
これには3つの理由があるようです。
(1)無在庫販売での競合が増えてきたこと
(2)海外AmazonのFBAに関する情報が行き渡ってきたこと
(3)発送代行サービスが増えてきたこと
そして、Amazon米国のFBAに商品を収める場合、2つの方法があります。
(1)現地のパートナーに一度受け取ってもらい、そこからFBA倉庫に送ってもらう方法。
もう1つは、(2)FBA倉庫に直送する方法です。
現地のパートナーに一度受け取ってもらうより、FBA倉庫に直送する方が一般的に安くて早く、安心です。
その配送方法としてEMSを利用するケースが有るようです。
しかし、Amazon米国のFBA倉庫の直送にEMSを利用することはできません。
現実的にはできるのですが、Amazonの規約違反になります。
なぜなら、EMSの場合、関税の日本側払いの指定ができません。
着荷した時に関税を請求されると、受け取った側、つまりAmazonが関税を負担することになります。
Amazonは関税を負担しませんので、受け取りが拒否され、結果的にFBA倉庫に納品されないということになるわけです。
この場合、FedExやDHLの関税元払いを利用することになります。
FedExやDHLの送料のほうが割高のため、EMSで発送したい気持は良くわかりますが、結果的にお金と時間をムダにすることになります。
実は「Amazon米国FBA倉庫にEMSで直送は危険」という内容は以前にもここでお伝えしたのですが、今でもそれに気がついていない人が多数いるようなので、改めてのご案内となりました。
海外発送のノウハウが、Amazon輸出の成否を左右する比重が日に日に高まってきています。
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