■ Amazonの価格の自動設定ツールはAmazon輸出に影響あるか?
Amazonがセラーに提供しているツールにはさまざまなものがあります。特に利用価値が高いのは、出品している商品がどれくらい見られているかとか、売上の推移をグラフ化してくれる「ビジネスレポート」でしょう。
そして、最近では6月の月刊音声セミナーで紹介した「価格の自動設定(Automate Price by Amazon)」をAmazonが提供し始めています。6月の月刊音声セミナーで紹介した時点では、Amazon日本ではまだ提供されておらず、Amazon米国でも一部のセラーしか利用できないものでした。現在では、Amazon米国、Amazon日本等で、全てのセラーが利用できるようになっているようです。
この、Amazonが提供する価格の自動設定ツール(Automate Price by Amazon)が、Amazon輸出、Amazon輸入、Amazonせどり実践者にどのような影響が出るでしょうか?
なぜAmazonが価格の自動設定ツールを提供し始めたか
まず、なぜAmazonが価格の自動設定ツールを提供し始めたかを考える必要があります。
これは紛れもなく、顧客満足度を高めるためでしょう。Amazonで商品を販売しているセラーに価格の自動設定ツールを提供すれば、価格競争が始まり、商品の価格が下がります。商品の価格が下がれば、Amazonの顧客は安い商品を購入できる機会が増えます。同じ商品であれば安い方がいいわけですから、顧客の満足度が高まる、というわけです。
Amazonの価格の自動設定ツールの影響は2段階で考える
では、このAmazonの価格の自動設定ツールが、Amazon輸出、Amazon輸入、Amazonせどり実践者にどのような影響が出るでしょうか?
これは、2段階に分けて考える必要があります。
つまり…
- 第1段階: Amazonの価格の自動設定ツールによって、Amazon輸出、Amazon輸入、Amazonせどり実践者が混乱する時期
- 第2段階: Amazonの価格の自動設定ツールに影響を受けない方法を見つけ出した人が勝ち抜ける時期
という2つの段階です。
現在は、「第1段階: Amazonの価格の自動設定ツールによって、Amazon輸出、Amazon輸入、Amazonせどり実践者が混乱する時期」です。
ブログなどでは、Amazonの価格の自動設定ツールによってどのような影響が出るかとか、既にあるAmazonツールと比較してどちらが有効かなどの話題が取り上げられています。ですから、今は「混乱している時期」となります。
次の段階は、「第2段階: Amazonの価格の自動設定ツールに影響を受けない方法を見つけ出した人が勝ち抜ける時期」です。
ネットビジネス全般の知識を総動員できる人が勝つ時代に
経験の長いAmazon輸出、Amazon輸入、Amazonせどり実践者であれば、Amazonでの売上は価格だけでは決まらないことを知っています。具体的には、ドロップシッピング、中国でのオリジナル商品開発、独自の仕入れ開拓、個人間取引への誘導、Facebook輸出、Kindleでの顧客リスト収集などです。これらの一部は、既に2013年8月に出版した「Amazon輸出実践編」で詳しく解説しています。
また、「スタートアップ起業塾(=0円起業塾)」で解説している最新情報も、今後はAmazon輸出の重要なノウハウとなります。
「Amazon輸出実践編」でも解説しましたが、今後は、Amazon輸出、Amazon輸入、Amazonせどりしか知らない人は取り残されることになります。そしてネットビジネス全般の知識を総動員できる人のみが儲けることができる時代になるでしょう。
ちなみに2013年8月に出版した「Amazon輸出実践編」では、すぐに役立つノウハウを提供するか、数年後に必要となるノウハウを予見して提供するかで、出版社とずいぶん議論をしました。出版社としては、すぐに役立つ情報を提供したかったようですが、私は数年後に必要となる情報を公開したかったので、そうさせていただきました。そして「Amazon輸出実践編」で書かせていただいた情報が、2016年になって、Amazon輸出、Amazon輸入、Amazonせどり実践者にとって最も重要なノウハウになってきています。
さらに、「スタートアップ起業塾(=0円起業塾)」で解説している最新情報を合わせれば、あなたもAmazonの価格の自動設定ツールに影響を受けない方法を見つけ出すことができます。
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