■ 異質のAmazon輸出ツール
この秋くらいから、Amazon輸出のノウハウの根幹部分が変質してきていることに気が付いていますか?
音声セミナーでは詳しく解説ずみなのですが、そのうちの3つを上げてみます。
(1)Amazon輸出専用ツールの変質
(2)Amazon輸出代行サービスの台頭
(3)銀行口座サービスの多様化
です。
(1)Amazon輸出専用ツールの変質
Amazon輸出の専用ツールといえば、定番は「商品リサーチ、出品、在庫管理(価格調整)」です。
しかしこの3ヶ月位で、全く異質のツールが増えてきているのをご存じですか?
ここ1,2年流行っている定番ツールではできないこと、あるいはその裏をかく異質のツールが現れ始めています。
(2)Amazon輸出代行サービスの台頭
定番ツールと異質ツールがしのぎを削る時代になろうとしていますが、これらのツール同士の消耗戦を尻目に、手作業で勝負しようというAmazon輸出代行サービスが台頭してきています。
「台頭」と言っても私の知る限りではまだ1社しかないのですが、現在は希望者殺到で定員オーバーという人気ぶりです。
全てを手作業で行うわけではなく、ある部分はツールを使うのですが、Amazon輸出を熟知した精鋭スタッフを複数名配置し、ツールではできないことを手作業でやることで、ツール利用者を一気に凌駕するという戦略です。
このAmazon輸出代行サービスの台頭は、もう1つの重要な側面を持っています。
つまり、「FBAへの影響」です。
現在普及しているツールの弱点は、FBAに弱いことです。
いくらツールが巷にあふれても、FBAはその影響を受けにくかったわけです。
しかしこのAmazon輸出代行サービスは、FBAの領域にも軽々と侵攻していきます。
(3)銀行口座サービスの多様化
Amazon輸出では、「アメリカの法人銀行口座をどうするか」という難問がありましたが、ペイオニアのサービスがそれをあっさり解決してくれました。
そして最近、ペイオニアに対抗するサービスも出始めてきています。
つまり、先日紹介した「ペイオニアよりも便利なサービスをより安い手数料で提供します」というサービスです。
こういった新しいサービスは歓迎できますが、ネットなどで配信されている「○○おすすめ情報」は、お金をもらって紹介しているにすぎないので注意です。
すでにご案内している通り、現在ペイオニアを利用しているのであれば、新しいサービスの登録は保留としておいた方がいいでしょう。
「2015年のAmazon輸出はどうなるか?」と予測する際に重要な3つを上げてみました。
この他にも、「海外発送サービスの乱立と低価格化、サービス悪化」、「OEM戦略ブーム」、「今年実現しなかったAmazon韓国の誕生」など、来年起こりそうなことがいろいろ挙げられますね。