Amazon輸出を実践している人であれば、Amazonレビュー(評価)に様々な問題や矛盾があることに既に気がついていると思います。
Amazonレビューとは、その商品(または出品者)に付けられた「★」のことです。星1つが最低点で、星5つが最高点になります。
今日も、Amazonがある出品者のアカウントを削除したというニュースがありました。
経緯はこうです。
・Amazonの出品者がある商品を出品した
・ある購入者が、その商品があまり良くなかったので、正直に良くないレビューを書いた。さらにその商品を絶賛しているレビューが不自然に多かったことから、「レビューのほとんどはステマだ」と書き込んだ。
・出品者から「良くないレビューとステマと断言しているあなたのレビューを削除しないと裁判で訴える」と警告した
・Amazonがその出品者のアカウントを削除した
というものです。
要するに、
購入者がある商品に悪いレビューを付けた。
出品者はレビューを削除しないと裁判を起こすぞと通知した。
Amazonは出品者のアカウントを削除した。
ということです。
ちなみにこの事件では、出品者が「書面で通知した」となっています。
購入者の配送先住所宛に警告文を郵送した、ということのようです。
良いレビューが多ければ、その商品は売れやすくなります。
Amazon輸出のリサーチでは、商品ランキングと同じくらいレビューが重要になります。
今回は「商品のレビュー」についてですが、Amazon輸出の実践者としてより身近な問題は「出品者のレビュー」だと思います。
実際、メール相談等では「不当に悪いレビューを付けられた」という相談がとても多いです。
レビューについては「出品者」、「購入者」、「メーカー、著者等」の3者がそれぞれの思惑の中でせめぎ合っているので、一夜で解決することは難しいでしょう。
しかし、頭に血が上って今回のような事件を引き起こさな冷静さが常に必要ですw
Amazon米国では、レビュー投稿代行ビジネスというのがあります。「あなたの商品に良いレビューをたくさんつけますよ」というビジネスですね。
逆に、ライバルを陥れるめに「悪いレビューをつける」というステマもあります。
ネット上の百科事典として知られる「ウィッキペディア」で、数年前、投稿者のIPアドレスが公開されたことを覚えていますか?
それまで匿名で誰でも好きに投稿できたウィッキペディアが、突然投稿者のIPアドレスを公開しました。
そして、SONYやNECなどの大企業が、自社の製品を自画自賛し、他社の製品に罵詈雑言を書き込んでいたことが全てバレてしまった、という事件ですw
どちらにしても、もはや「レビューはほとんどあてにならない」と考える必要がありますが、それで被害を受けている人も多く、解決の目処も立っていないというのが現状です。
ちなみにこの問題は、前回紹介した「Amazon輸出のめんどうな作業を格安で請け負う」というフィリピンの会社にお願いするのが一番簡単かもしれないですね。
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