■ ブックオフ仕入れから撤退する具体的な方法
■Amazonで出店し販売するとなると、代表的な仕入先はブックオフですね。
せどらーの中・上級者になればそうでもないのですが、初心者や、Amazon販売をまだあまり知らない人に聞けば、ブックオフで携帯片手に仕入れている姿をイメージすると思います。
ブックオフでの仕入れ対象は、中古本、CD、DVDなどです。
■しかし、スマートフォンやデジタル配信サービスの充実で、今後ますます中古本、CD、DVDなどのメディア類が売れなくなるということは、誰でも頭の中では理解できていると思います。
また、ブックオフ仕入れはブックオフのセールに影響を受けたり、ライバルせどらーの存在や店頭で仕入れる恥ずかしさ、携帯サーチの禁止強化など、「始めやすいけど継続しにくい」という面もあります。
■現在のせどらーの最大の難問は、「ブックオフ仕入れでどうやって生き残るか?」、「ブックオフ仕入れからどうやって撤退するか?」に変わりつつあるわけです。
頭では理解できているけれど、どうしてブックオフ仕入れ=Amazonでメディア類の販売から離れられないか?といえば、それは「他のやり方が思いつかない」からだと思います。
■ブックオフ仕入れから撤退して何をすればいいのかは、いくつかここでも紹介してきたのですが、今回はもう1つ、私が最強だと思う方法を紹介します。
といってもとてもシンプルです。
それは、「実際の店舗と手を組む」という方法です。
たとえば、私の近所には、日本刀の専門店があります(もちろん他にもお店はたくさんありますw)。
実際に足を運んでみると、多数の日本刀、またその付属品、装飾品、さらに頭から足先までの鎧兜一式なども売られています。
■しばらく店内を観察していると、ポツポツと外人さんが来店します。
日本人は来ませんw。また中国人を始めとした東洋系らしき姿も見かけませんでした。
また女性の姿は見当たりません。
来店するお客さんは全て男性でした。
店長に話を聞いたところ、「最近はロシアからのお客さんが多いねぇ」と言っていました。
■そこで、自分がネットコンサルタントをやっていることを告げ、「店の商品を写真に撮って、輸出用のサイトに掲載してもいいですか?」と尋ねたところ、店長の眼の色が変わりました。
「ぜひやってほしい!」という返事でした。
それぞれの商品の詳しい説明はもちろん、奥の棚の商品を見せてくれたり、商品はどこまで割引できるか、そして製造元(仕入れ元)の現状まで説明してくれました。
■この日本刀の店舗は東京のど真ん中にあります。
交通の便がいい都心の店舗なら、外国からの来店も多いようです。
しかし、地方はどうでしょうか?
日本刀に限らず、ここ数年で各店舗の売上は激減していると思います。
「街の書店が次々と閉店に追い込まれている」というニュースはよく耳にするのですが、ニュースにならないだけで、他の様々な店舗も似たような状況だと思います。
■実店舗の店長さんと直接話をするとすぐに分かるのすが、店長さんや店舗スタッフは、ネットに関しては全くのシロウトです。
「eBay」、「ネットショップ」と言っても「???」という感じで会話になりませんw。
「ネットで売れば儲かる」とわかっていながら手が出せずただ指をくわえているだけ、という印象を強く受けます。
■つまり、ブックオフ仕入れの衰退に備える方法の1つは、実際の店舗と手を組むということです。
特に、日本でしか手に入らないものを輸出するのは最も将来性のある方法だと思います。
ちなみに、全ての実店舗がネットで売る新しい方法を望んでいるわけではないと思いますから、話をしても断られることもあると思います。
なお、日本刀の輸出は法律上面倒な事が多いので、止めた方がいいです。
その商品が輸出に向いているか、よく売れる商品は何かなどは、その店の店長さんが一番良く知っていますので、それに従って商品の販売に徹するという二人三脚がいいと思います。
■なお、あなた以外のライバルが入ってこれないよう、あなた以外とは契約しないという一文を契約書等に記載しておいたほうがいいです。
(1)売れる商品など、店長さんの経験が生かせる
(2)日本でしか手に入らないものを輸出できる(輸出は将来最も有望なネットビジネスの1つ)
(3)無在庫でも可能
実店舗と手を組む輸出ビジネスは、こういったたくさんの利点があります。
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