『Amazonインド 個人間取引(Peer to Peer, P2P)■』サービス拡大へ
2016年7月に紹介しました、Amazonインドが始めたヤフオク、eBay、メルカリと真正面から対立するサービス、つまり「Amazon個人間取引(Peer to Peer, P2P)」が拡大の兆しを見せています。
Amazon個人間取引の拡大を伝えるニュース
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この「Amazon個人間取引(Peer to Peer, P2P)」は、世界でもインドの、しかも「バンガロール」という一都市に限定されたサービスです。Amazonは、他の国や都市では、まだ同じサービスを始めていないはずです。
アマゾンにとって世界で二番目に重要な国「インド」
なぜAmazonがインドの、しかもバンガロールだけに限定して「Amazon個人間取引(Peer to Peer, P2P)」を提供しているのかは分かりませんが、Amazonはインドをビジネスの最重要国と見なしているのは確実です。
AmazonのCEOであるジェフ・ベゾスは、インド市場に対して2000億円以上の投資をしています。またある調査では、Amazonの世界的な売上に占める割合は、将来的にAmazon米国が1位、そしてAmazonインドが2位になると予測しています。つまりAmazonにとってみれば、インドは世界的にも2番目に重要な国なわけです。
人口規模を見てみも、近い将来、現在の中国を抜いてインドが世界一人口の多い国になることは確実視されています。
Amazonは、インド人がAmazonセラーとして簡単にビジネスが始められるように、「Tatkal」というサービスを始めています。「Tatkal」とは、日本語で「快速」、「特急」、「すぐに」という意味のヒンドゥ語で、誰でも60分でAmazonインドのセラーになれるというサポートプログラムの名称です。その結果、開始からわずか数ヶ月でAmazonインドのセラーが1万3000人にまで膨れ上がりました。現状では、おそらくその2倍、3倍にまで急拡大していると思います。
そのAmazonインドが始めたのが、「Amazon個人間取引(Peer to Peer, P2P)」サービスというわけです。このAmazon個人間取引は、前回ご説明したとおり、ヤフオク、eBay、メルカリなどを脅かす存在になり得ます。それは、Amazon個人間取引サービスが突然日本で始まったときのことを想像すれば、誰でも実感できるでしょう。
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