米連邦航空局(FAA)は13日、インターネット通販の米アマゾン・ドット・コムが危険物を航空貨物として輸送したとして、同社に対し35万ドル(約3700万円)の罰金を科した。アマゾンが不適切に送った腐食性の化学薬品が漏れ出し、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の施設で作業に従事していた従業員9人に付着した。(2016年6月14日)
Amazon輸出は、日本の商品を海外に販売するビジネスです。商品が売れればそれを梱包して発送するわけです。しかしその商品の中に「危険物」が含まれていたらどうなるでしょうか。
■ アマゾン輸出 海外発送代行会社の違法行為から身を守る3つの方法 あなたの商品があなたの知らないうちに違法な手法で発送されている!
多くのAmazon輸出の実践者とお話をさせていただく機会がありますが、この「危険物の発送」について意識しているセラーはあまりいません。ほとんどの人が「自分が発送する商品に危険物が含まれているはずがない」とか、「今までは問題なかったし、これからも何の問題も起こらない」と考えているようです。
危険物としてすぐ思いつくのが「リチウム電池」でしょう。もちろん爆薬とかは誰でも危険物と分かります。こういった話題になりやすい「危険物」は誰でも分かるので、自分で発送を止めることができます。しかし、プラモデルに付属している「接着剤」とか「塗料」など、見過ごされがちなものの中にも、危険物として取り扱わなければならないものもあります。こういったものをうっかり海外発送してしまうと、飛行機で運ばれている間に空中で爆発し、火事になることもあるからです。
飛行機が飛行中にあなたの貨物が原因で火事になったら、上のAmazonの例のように、あなたが罰金を支払うことになります。Amazonは大企業ですから3700万円は安いでしょうが、個人でこの金額を負担するのは難しいでしょう。しかし実際には、接着剤が原因で飛行機が火事となり、6000万円以上の罰金を請求された例などが過去にあります。
個人がこのようなトラブルを未然に防ぐのは難しいことです。しかし、海外発送サービスを利用すれば、長年の経験を積んだスタッフが、発送すると危険な商品をチェックし、飛行機に乗せる前に取り除いてくれます。
これが、海外発送サービスを「料金の安さ」だけで選んではいけない理由です。
長年の経験を積んだスタッフのいる海外発送サービスは、それなりに人件費などの費用がかかるものです。
送料の安さだけで選んでいては、肝心の「危険物のチェック」がされずにあなたの商品が海外に発送されるかもしれません。
直接私が発送サービスに詳しい人から聞いた話では、有名ネット輸出塾と提携している海外発送サービスでは、右から左へ流すように海外発送しているところもあるそうです。まるでロナウジーニョの「ノールックパス」のようですw その商品に危険物が含まれているか、そもそもそういった基本的な知識さえないので、依頼された商品をそのまま発送しているということです。そのような海外発送サービスが、有名ネット輸出塾と提携して会員の発送業務を請け負い、毎日大量の段ボールを飛行機に乗せて海外に発送しているということです。
もちろん、料金が安くて危険物のチェックもしっかりしてくれる海外発送サービスもあります。
どちらにしても「料金の安い海外発送サービス!」というブログの記事とか、有名な人が(お金をもらって)紹介しているからとか、有名ネット輸出塾が提携しているからなどの理由で選ぶのは、やめたほうがいいでしょう。
「【最新版】おすすめの海外発送サービス」は、A塾の入会特典でご案内しています。もちろんスポンサーなしの真剣トークですから、お金をもらったり業務提携しているからという理由であなたにそのサービスを紹介するなどということは一切ありません。
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