「中国を恐れていては世界進出は不可能」という記事があります。
なぜ日本人が中国進出を恐れているのか、その理由として「パクられる」、「中国人は信用できない」、「販売店の要求が厳しすぎる」などを挙げています。
日本でも、Amazonが中国進出のためのセミナーを開いたり、中国輸出関連のサポートをするサービスも増えてきたことから、にわかに「中国進出」、「中国輸出」に注目が集まっています。
そもそも中国国内でのAmazonのシェアは「1.6%」しかありません。中国の人口は約13.6億人ですから、1%だとしても1千万人以上はいるわけですから、それで十分だという見方もできます。しかし、全ての中国国民がネットで買い物をしているわけではなく、ECショップを利用している人はごく少数派でしょう。
Amazonが中国でこれだけ苦戦しているのは、やはり中国政府などの規制があると考えていいと思います。GoogleやFacebookも中国からは撤退しています(Facebookは一度撤退したあとに二度目の準備を進めていると伝えられています)。
Amazon、Google、Facebookなどの世界有数の企業がことごとく失敗しているのが中国です。中国は、アリババ、Baidu(中国の検索エンジン)、微博(中国のSNS)などを国策として保護しているとしか考えられず、これが他国の企業を寄せ付けていない原因です。
ですから、冒頭で紹介した「中国は怖い」という日本人のイメージはその通りでしょう。
中国以外の有望な国や地域には、東南アジア、インド、中東、アフリカなどがあります。特に東南アジアは今後のAmazon輸出で最も注目すべき地域です。インドは現地に法人がないとAmazon輸出が難しく、中東とアフリカは時期尚早だからです。
中国は、国家破綻という時限爆弾を抱えています。見方を変えれば、中国進出、中国輸出は今が千載一遇のチャンスと捉えることもできます。今から中国輸出を視野に入れるなら、こちらの記事が参考になります。
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