■以前、「Amazon AWS(API)は今後のせどりの基礎知識です」という記事を書きました。
・店頭で、スマートフォンを使ってAmazonの相場やランキングを調べるシステム
・FBAの価格を自動で改定するシステム
・Amazonのランキングや価格を過去にさかのぼってグラフ化するサービス
これらは全てAmazonのAPIを利用しているわけです。
■このAmazon APIの仕様が10月26日に大幅に変更される(された)ということで、これらのサービスが今後安心して使えるのかどうかがせどらーの間で話題になっています。
Amazon APIの仕様変更はよく行われているのですが、今年の変更がこれだけ話題になったのは、せどらーの間でAmazon APIの存在が知れ渡ってきたためと思います。
■ちなみに、Amazon APIの仕様変更後もそのシステムが正常に動くかどうかは、「動かしてみないと分からない」ですw
システム提供者が「絶対に動きます!」と言うのはビジネストークとして当然です。
しかし、本人も「実際に動かしてみない限り分からない」というのがホンネです。
私はシステム開発の現場に長年いたのでよく分かります。
どちらにしても、Amazonでビジネスをする上で、Amazon APIの重要性がよくわかります。
■そして、このAmazon マーケットプレイスWebサービス(MWS)です。
Amazon MWSについては、
「Amazon マーケットプレイスWebサービス(MWS) は、統合WebサービスAPIであり、Amazon の出品者がプログラムを使用して、出品、注文、支払い、レポート、その他についてデータを交換できるよう支援するものです。」
とAmazon自身が説明しています。
さらに、「従来のAPI機能よりも幅広い機能を持」つということですが、せどりとして、このAmazon MWSはどれほどインパクトがあるのでしょうか?
■詳しいプログラマーに確認したところ、
「従来のAmazon APIは、せどりビジネス全般に利用しやすく、Amazon MWSは個々のAmazon出品者にカスタマイズしやすい」
ということでした。
つまり、Amazon MWSは、その名の通り、マーケットプレイス出品者に特化したシステムが作りやすい、ということです。
スマホを使って店頭で仕入れの判断をするには従来のAmazon API、出品後の在庫管理、注文管理、出荷管理などのシステムは、Amazon MWSが向いている、ということです。
・仕入れの判断時にはAmazon ASP
・仕入れた後のAmazonマーケットプレイス管理にはAmazon MWS
■どちらにしても、Amazon APIとMWSを利用すれば、圧倒的に有利な環境でAmazonビジネスを展開できます。
言ってみれば、株やFXの自動売買ソフトのようなもののせどり版を作ることも出来ます。
現在普及している、Amazonの品薄商品を一覧でダウンロードできるサービスや、Amazonの価格やランキング推移を過去にさかのぼってグラフ化してくれるサービスなどよりも、もっと便利で快適な自分専用のAmazon自動化システムを創り上げることも可能になってきます。
■それを自分だけで使ってもいいですし、ライバルのせどらーに提供して儲けることも出来ます。
「あなた専用のAmazon自動化システム。月収30万円をほぼ自動で実現できます」というシステムを作れば、100万円でも購入希望者が殺到するでしょう。
システム提供者(あなた)は、システム保守費用として毎月3万円もらい、実際にAPIやMWSの仕様が変更されたら、そのお金を使って改修すればいいわけです。
■「API」というのは、AmazonだけではなくヤフオクやeBay、PayPalなどからも提供されています。
ヤフオクのAPIを使って輸出で大儲けしている実例は、先日の音声セミナーで詳しく解説しました。
もしせどりでさらに稼ぎたいと思っているなら、「APIを使って何かできないか?」と一度考えてみるといいと思います。
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