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「Amazonといえばネット書店」なんて思っている人はもうほとんどいないと思います。
そんな人でも最近のAmazonの事業展開を一覧にしてみれば、その急激な進化に目を見張るはずです。

最近発表された、Amazon関連の重要ニュースについてまとめてみました。

Amazon輸出にも大きな影響を及ぼしそうなものもいくつかありますね。

■時代を先取りする「新デバイス」

独自スマホ、ストリーム受信端末、ゲーム機、仮想通貨、出品者向け5000万円の融資などを矢継ぎ早に発表するAmazonは、いつの間にかアップル、グーグル、マイクロソフトと並ぶ世界を代表するIT企業に成長しました。

「ただのネット書店」という認識はいますぐ捨てたほうが良さそうです。

とくに「Amazon Dash」はAmazon輸出に大きなインパクトをもたらす可能性があります。

「Amazon Dash」はネットショッピングに革命を起こしそう

AmazonのiOSアプリにカメラによる商品検索機能搭載―リアル店舗のショールーム化いよいよ進行

Amazon、ストリーミング端末「Fire TV」発表、処理能力はApple TVの3倍

・米アマゾン、6つのカメラを搭載した独自スマホを3~6ヶ月以内に発表へ ―ミンチー・クオ氏予測

Amazon.com、仮想通貨「Amazon Coins」がAndroid端末に対応、米/英/独で開始

ライバルに対抗、300ドル以下で勝負 AmazonがAndroidベースの家庭用ゲーム機投入?

Amazon、出品者向け短期融資「Amazonレンディング」開始 最短3営業日で最大5000万

■非常識な「配送システム」

Amazonといえば「配送」。
2000年頃にピーター・ドラッガーが予言した「配送を制すものがeコマースを制す」を地で行っています。

海外では空飛ぶロボットで運ぶ「ドローン」や、注文前に配送する仕組みなどを準備中ということです。

東京の場合は当日配信はもちろん、Amazonの要求があまりにも高く「佐川急便が取引撤退」などのニュースもありましたね。

Amazonの「早く、安く、空から送る、注文前に送る」などの新しい配送方法は、宅急便や佐川急便では無理かもしれません。

近い将来、Amazonは自社で配送会社を経営するかもしれないですね。

アマゾンCEO、ドローンによる配送サービスの進捗を報告–第7~8世代が設計段階

アマゾン、消費者の注文前に発送する特許を取得

・要求高くて対価は低い 佐川がアマゾンとの取引撤退 宅配業界大揺れ

Kindle、独自スマホ、ストリーム受信端末、ゲーム機、Amazon Dash、仮想通貨、注文前に発送する特許、空飛ぶロボットで配達…

Amazonとよく比較されるeBayでは、こういった動きはあまりないようです。

eBayがスマホを開発したり、ストリーミング端末や仮想通貨を始めたというニュースは聞こえてこないです。

いつの間にかAmazonは、Google、アップル、マイクロソフトと並ぶ世界有数のIT企業に成長しました。

ここでの注目は「デジタル時代は後発組が有利」ということです。

先行するスマホやゲーム機市場に今からAmazonが参入して十分に勝算があるのは、「デジタル時代は後発組が有利」だからです。

たとえば、あなたが「Amazon輸出のツールを作りたいな」と思ったとします。

既に先行して成功しているサービスがありますので、今までなら「これから参入しても無理」となります。

しかしデジタル時代であれば、「今から参入したほうが有利」となる場合もあるわけです。

先行しているAmazon輸出ツールを徹底的に研究し、それを少し改良したものをプログラマーに作ってもらえばいいわけです。

運営するために借りるサーバーも2,3年前よりは安くなっています。

プログラムを作るプログラマーも、2,3年前よりはAmazon APIやMWS(Amazon輸出ツール製作時に必要な仕組み)に詳しくなっているため、従来のものより良い物を、安く早く作ることが可能です。

「デジタル時代は後発組が有利」となれば、既にうまく言っているビジネスモデルを真似するだけでいいわけですから、様々なアイディアが浮かんできますね。

■突破口となる「Kindle」

海外に住んでいると、Kindleは手放せません。
世界中どこにいても、日本の書籍が瞬時に手に入ります。
紙媒体で販売されていないユニークな書籍も多く、Kindleのせいでボクはすっかり読書中毒になってしまいましたw

今年の後半に、日本でもKindleが爆発的ブームになると予想しているネットコンサルタントがとても多いです。

さらに、ソニーが北欧から電子書籍事業を撤退するなど、Kindleの一人勝ちが際立ってきています。

ちなみにフィリピンのセブの書店では「Kobo(楽天の電子書籍)」をよく見かけますが、Kindle専用端末はまだ一度も見たことがないです。

いつもKindleがあればすぐ買いたいと思っているのですが、Koboを買おうという気持ちにはなれないですね。

Amazon輸出でも、今後Kindleの活用方法が注目されていくことになるでしょう。

電子書籍で月100万円超売り上げる主婦も登場! 日本でも見えてきた“稼げる個人出版”の可能性

アマゾン、出版社別ランキング発表――紙版よりKindle版の売上が上回る出版社も

Amazon社がKindle電子書籍作品から得る利益は年間275億円~550億円

■Amazonの底力を見せつける「消費税、税務」対策

Google、アップル、そしてAmazonも、収める税金を少なくするため、世界中の法人税などの安い国をうまく活用しています。

このことが各国で批判の対象となることもあります。
世界的なIT企業は世界中で税務問題を抱えています。

あなたもこの影響を受けているはずです。
登録時にいろいろな税務関係の書類を提出させられたり、Amazon輸出の出品者の税務問題を複雑化させる原因となっています。

・財務省:アマゾンなど海外ネット配信にも消費税課税へ

消費税率変更に伴うお知らせ – Amazon.co.jp

Amazonと戦う欧州の人々

Amazonを日常的に利用している人でも、Kindleはもちろん、独自スマホ、ストリーム受信端末、ゲーム機、Amazon Dash、仮想通貨、注文前に発送する特許、空飛ぶロボットで配達など、急拡大する最近のAmazonの事業展開には驚かされると思います。

中でも「Amazon Dash」はリモコンのようなものでバーコードを読み取って、そのままAmazonに注文できるというものです。
家庭や台所用品、食品などの再注文に便利そうですね。

このAmazon Dashは「店頭仕入れ」に利用できるかもしれません。

入門編で紹介した「Profit Bandit」のように、複数のAmazonや価格差を自動的に表示してくれるかどうかはわかりません。

しかし外に持ち出して店頭においてある商品のバーコードをにかざすと、Amazonで売られている現在の価格が表示される、ということころまではAmazon Dashでできそうです。

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