海外発送会社-乱立後に起こる2つの問題とは?

「米国のスタッフが突然やめてしまったので、転送に時間がかかっており申し訳ございません」

先日、海外発送会社の方からご連絡がありました。

こういったトラブルはやむを得ない場合もありますが、できるだけ避けたいものですね。

Amazon輸出で必須の「海外発送会社」はどのように選べばいいでしょうか?

前にも述べましたが、まず知っておかなければならないことは「日本で完璧な海外発送会社はまだないし、将来も現れないだろう」ということです。

海外発送の発送代行作業は、あなたが想像しているよりはるかに複雑です。

どこの国内発送会社か、どこのショップで購入したか、梱包をどうするか、住所は間違っていないか、FBAのラベル貼り、EMSかFedExかDHLか、発送する国はどこか、海外アマゾンのFBA倉庫に直送するのか個人宅宛か、壊れたというクレームが来たらどうするか、ウェブシステムが上手く動かない、ライバルが送料を安くしたからうちも対応しなくては…などなど、これらが複雑に絡み合って毎日カオス状態です。

この複雑な作業を100%完璧にこなす海外発送会社はまだありませんし、たぶん将来的にも現れないでしょう。

「海外発送会社はどこを選べばいいか?」と考える前に、まずあなたがこの現状を理解しておく必要があります。
完璧な会社を探してアチコチさまようのは考えものです。
海外発送SNSで「あの会社はけしからん!」という発言が投稿されるのもやむをえないというのが、国内の海外発送会社の現状です。

資本の大きな会社やうまく広告を利用してイメージ戦略に長けているところなどは、きちんと発送してくれそうな気がします。
しかし海外発送SNSでの書き込みを見てみれば分かる通り、「信用できそうな」海外発送会社も、実際利用してみると全く役に立たない(それどころか多額の損害を被る)というケースも散見されます。

それでもやはり経験を積んだところであれば、ミスは少なくなります。
サイトのデザインや内容、ドメイン取得年月日、長年運営しているか、利用者の口コミなどを参考にして選ぶしかありません。

今年に入って、海外発送サービスを提供する会社が急増しています。
利用者としては選択肢が増える反面、最適なサービスの選び方がますます難しくなっていくと思います。

そんな中、とても気になることがあります。

それは、乱立する海外発送サービス間ですでに送料等の価格競争が始まっているということです。
利用者としては嬉しい限りですが、運営する方としてはたまったものではありません。経営が圧迫されます。

経営が圧迫された海外発送会社の取る道は2つしかありません。
それは、「さらにサービスを増やす」か「違法行為をして送料等を安くする」かです。

経営が圧迫されているなら、サービスと人員を減らすべきでしょう。
前述の通り、現状でもカオス状態なのにさらにサービスを増やすとなると、効率も悪くなりミスも増えてきます。
しかし、経営者は逆の発想をしてサービスを増やし、悪循環にハマってしまうケースが多いようです。
あまりにサービスの多い発送会社を利用するのは考えものです。

そして最も懸念されるのは「違法行為をして送料等を安くする」方法を取る海外発送会社です。

あまり知られていませんが、送料を安くするために様々な裏技的な手法があります。
中には違法な手段もありますが、利用者には合法と違法を判断する知識がありません。

価格競争に巻き込まれて事業を拡大し、さらに危険な手法に手を染める海外発送が増えていくという2点が今後の懸念材料です。

※ちなみに実績を捏造している海外発送会社もありますが、ここではそれには触れません^^;

「送料を安くするため」に、あなたが知らない間に海外発送会社があなたの貨物を違法な手段で発送したらどうなるでしょうか?

考え方はいろいろありますが、まず違法な手段で送られた貨物は破棄されたり、罰金の対象になります。
もし「あなたの貨物は現地で破棄されました」とか「追加料金が必要になりました」と言われたら、それはあなたが知らない間に違法な手段で発送されてしまったからかも知れません(笑)

また、このような手段を繰り返す発送会社は、目をつけられて発送するたびに止められるということになります。
その結果「この発送会社だけ現地に届くのがいつも遅い」ということになります。

海外発送会社を利用する際の利用規約を事前にチェックすることは鉄則ですが、そこには海外発送会社を保護する内容は書かれていても、利用者のあなたを保護する内容は書かれていません。

海外発送会社の乱立は今年に入ってさらに顕著になりましたが、利用者としては良い面もあればそうでない面もあるわけです。

「海外発送を制すものがAmazon輸出を制す」
確かにそのとおりなのですが、現状では「情報を制すものがAmazon輸出を制す」ということになります。

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