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1995年、1997年、1998年ごろのAmazonのトップページ

Amazonを買い物サイトとして利用している人から見れば、Amazonでのビジネスにそれほど可能性があるとは感じられないでしょう。

「Amazonは、衰退はしないけれども、大して成長もしない。
ネットショップとしての品揃えは増え、利用者も増え、売上は上がるけれど、自分の生活にこれ以上の劇的な変化をもたらしてくれるわけでもない」

「Amazon輸出がブームになったとしても、日本からのライバルが増えればたちまち飽和し、先行者利益もここ1,2年くらいだろう」

Amazonでビジネスをしたことがない人の一般的な意見でしょう。

そこで、なぜ私がAmazon輸出のブームが5年以上続くと考えているのか、その理由を3つ挙げてみようと思います。

1.世界Amazon輸出の可能性

Amazon輸出というと、Amazon.comを利用した輸出ばかりが情報配信されています。

Amazon輸出の対象をAmazon.comに限定するのであれば、日本人の参入者が増えて飽和しブームは長く続かないというのはそのとおりだと思います。

しかし、Amazonは世界中にあります。
Amazon.comだけにこだわる必要はありません。

2.Amazon欧州の可能性

Amazon欧州は、今年に入って活発な動きを見せています。
日本や米国にない、Amazon欧州独特の文化を構築し始めています。

Amazon.comからAmazon欧州へ、FBAを使って簡単に出品発送するシステムも、世界Amazon輸出の可能性を感じさせます。

そしてそれはまだ、今年の春から始まったばかりです。

3.Amazonアジアの可能性

Amazonアジア、つまりAmazon日本とAmazon中国は独特なシステムを持っていて、米国や欧州とは異なる孤立した環境で運営されています。

AmazonはAmazonインドを構築中で、多数の技術者を募集し、採用しています。

そして数年後、シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピンなどの経済新興国へも、Amazonは進出していくはずです。

中国は14億人、インドは15億人、NEXT11(BRICsに次ぐ急成長が期待される11の新興経済発展国家群)などに進出していけば、Amazon輸出の可能性はそれだけ広がっていきます。

このように考えると、Amazon輸出のブームは、5年どころか、10年、20年と続いていく可能性さえあるわけです。

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