「Amazonが空飛ぶ倉庫の特許出願」の本当の意味を教えます。

「Amazonが空飛ぶ倉庫の特許出願」の本当の意味を教えます。

Amazonがドローンによる配送計画を初めて発表したのは、2014年頃だったと思います。あなたは、Amazonが「」を使って荷物を運ぶというニュースを初めて聞いたとき、なにかの冗談か、企業プロモーションだと思いませんでしたか?

Amazonのドローン戦略は本気ではなく、ただの話題作りだと思っている人は、いまだに多いようです。

「現実世界の情報化時代の端末」としてのドローン

そもそも「ドローン」ビジネスは、2つに分けられます。「飛ばして遊ぶホビーとしてのドローン」と、「現実世界の情報化時代の端末」としてのドローンです。

後者のドローンビジネスは、世界に革命を起こすと言われています。「何を大げさな」と思うかも知れませんが、私は(そしてAmazonのCEOジェフ・ベゾスも)本気でそう考えています。この記事を最後まで読めば、きっとあなたもそう信じるようになるでしょう。

「現実世界の情報化時代の端末」としてのドローンとはどういうことでしょうか。

わかりやすい例として、いまのインターネットの仕組みを思い出してみてください。ネット上にはたくさんのサイトやブログがあり、それをグーグルのロボットが自動巡回して情報を集め、グーグルのサーバーに保存します。個人のパソコンからグーグルを利用して検索すると、グーグルのサーバに保管された情報を元に検索結果が表示される、というわけです。

このときの情報の伝達に利用されるのが、「ルーター」という機械です。

「Amazonが空飛ぶ倉庫の特許出願」の本当の意味を教えます。

「Amazonが空飛ぶ倉庫の特許出願」の本当の意味を教えます。

あなたの自宅やオフィスのパソコンもインターネットにつながっているわけですが、パソコンから伸びたLANケーブル(またはWi-Fi)がどこにつながっているかというと、壁に接続されたADSLや光ケーブルにつながっているはずです。このときに、パソコンから伸びたLANケーブルやWi-Fiの電波が壁のコネクタに直接つながっているわけではなく、いちど「ルーター」という機械を間にはさんで、壁のコネクタとつながっているはずです。

この「ルーター」という機械はなにもあなたの部屋だけにあるわけではなく、インターネットの情報を伝達するための機械として、世界中のあらゆるところに無数に設置されています。そのルーターからLANケーブル、WANケーブルが伸びてサーバーと接続したり他のルーターと接続し、どの情報をどこに運べばいいのか判断しながら、情報を受け取ったり発信したりしています。

ルーターは、インターネット上で飛び交う情報の分配役であり、通り道というわけです。

ドローンは「現実世界の情報化時代」のクローラー、サーバー、ルーターとなる

さて、いまインターネットで検索できる情報は、「グーグルが集めてサーバーに保存されている」情報に限定されています。いまこの瞬間に渋谷駅前の横断歩道を歩いている人の情報や、・ニューヨークのセントラルパークで白いTシャツで歩いている人の情報は、検索対象になりません。

ところがドローンが普及したあとの世界では、こういった「ネット上では検索できない、現実世界の情報が検索できるようになる」と言われています。その時に、現実世界の情報を集め、その情報を伝達してくれるのが、「ドローン」です。「現実世界の情報化時代」が到来したときの、現在のクローラー、サーバ、ルーターの役割を担うのが「ドローン」になるわけです。

いま世界中で、「現実世界の情報化時代」のグーグルになるべく、さまざまな企業がドローン開発にしのぎを削っています。ドローンを単なる飛ばして遊ぶホビーだと考えていると、時代から大きく取り残されることになるでしょう。

「Amazonが空飛ぶ倉庫の特許出願」の本当の意味を教えます。

さて、Amazonが空飛ぶ倉庫の特許を出願しました。これも「ドローン」技術の一つです。「現実世界の情報化時代の端末」としてのドローンに関する特許を、Amazonが出願した、ということです。もうおわかりでしょうが、これは単なる「空飛ぶ倉庫」ではありません。「現実世界の情報化時代」のグーグルになるための最新ドローン技術です。

」は、各ニュースやブログ、2ちゃんねるでも面白おかしく取り上げられています。ところがその裏には、「現実世界の情報化時代の端末」としてのドローン技術の熾烈な開発競争があるわけです。

そもそも、この「空飛ぶ倉庫」という表現は怪しいと考えた方がいいでしょう。Amazonの商品を保管しておくためだけでなく、商品以外の「さまざまなもの」を保管することができるからです。

ルーターを通過する情報は全て「盗聴」されている!?

ちなみに、いまのインターネットの情報伝達を支えているルーターの95%以上は、「シスコ」という会社の製品です。「シスコのルーター」を知らないIT技術者は一人もいません。パソコンを使っている人で「Windows」を知らない人がいないのと同じですw

ところがこのルーター業界をほぼ独占している「シスコのルーター」には、重大な問題があります。つまり、この中を通過する情報が、アメリカ政府やアメリカ国家安全保障局(NSA)に送られている(つまり盗聴されている)ことが暴露されているのです。中国政府が、中国国内でシスコ社製のルーターを締め出し、中国製のルーターだけを使っているのは、こういった背景があります。

インターネット黎明期には、シスコ社の他にもルーター会社がたくさんあったそうです。しかしいまでは、シスコ社が(中国を除いた)世界のルーター業界を独占しています。これは見方を変えれば、「シスコ社は、ルーターを通過する情報をアメリカ政府やNSAが盗聴することを容認したから、世界的企業として大成功した」という見方もできます。

インターネット黎明期に、アメリカ政府が未来のインターネットの可能性に気づき、その情報伝達に使われるルーターの情報を盗聴したい、と考えたとします。そしていくつかの有力なルーター会社に秘密裏に声をかけ、それに応じたシスコ社と契約した、という推測です。アメリカ政府の後ろ盾を得たシスコ社が、ルーター業界を独占するのは当然です。シスコ社のルーターが普及してくれなければ、アメリカ政府としても困るわけですから、全面的に協力することになるでしょう。アメリカ政府がバックアップした企業が失敗するはずありません。

シスコ社は、一つの独立した会社と言うより、アメリカ政府が経営するルーター会社と考えた方がいいのかもしれませんw

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