Amazonがドローンのユニークな特許出願中

Amazonがドローンのユニークな特許出願中

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Amazonがドローンのユニークな特許出願中■ Amazonがドローンのユニークな特許出願中

ピーター・ドラッカーが「配送を制するものがeコマースを制す」と言ったのは、2000年頃のことでした。

Amazonがドローン配送で、トラックやバスの屋根に止まって一休み(?)するための特許を出願しています。先日紹介した「街灯に止まって充電する」特許もユニークですが、こちらも実現すればユニークな特許となります。

走行中のトラックやバスの屋根に着陸するのは難しいと思いますから、おそらくトラックやバスが止まっている間にその屋根に乗って、走り出したら屋根に乗ったまま行けるところまで運んでもらい、目的地近くになったらあとは自力で飛んでいく、ということになると思います。

数年後には、屋根にドローンを乗せたトラックやバスが、街中を走っているという光景を目にするようになるかも知れないですね。

トラックやバスだけでなく、個人の乗用車の屋根に乗せることもできるようになるでしょう。その場合、その乗用車の持ち主は、配送を手伝ったと言うことで、手数料を受け取ることができるようになるはずです。

そうなると、「ドローンを乗せやすいように屋根を平らにした乗用車」というのが発売されるかも知れません。その「屋根にドローンを乗せやすい乗用車」は、ドローンを運んで手数料をもらうことをビジネスとして、生活費を稼ぐことができるようになるでしょう。
これは、現在の「人を運んで収入を得るタクシー」と同じです。「ドローンを運んで収入を得るタクシー(?)」がビジネスとして成り立つようになります。

「乗用車の屋根にドローンを乗せて荷物を運ぶなら、最初から荷物だけを乗用車に乗せて運べばいいじゃないか?」と思うかも知れません。しかしこれは、けっこう面倒なことになります。

なぜなら、配達というビジネスは、最後の1キロがとても難しいと言われているからです。

例えば、乗用車に荷物を載せて目的地まで運ぶとしましょう。目的地まで運ぶには、最終的な住所まで届けなければなりません。例えばその最終的な目的地が山奥にあり、自動車では行けない場所にあるかも知れないわけです。

さらに、せっかく届けても、受取人が不在の場合もあります。その時は、何度も繰り返し届けに行かなければなりません。

ですから、配達は最後の1キロがとても面倒なわけです。しかし、トラック、バス、乗用車の上にドローンを載せて荷物を運べば、目的地の1キロ手前までは人が運転するトラック、バス、乗用車で運び、あとの面倒な1キロは無人のドローンに任せることができます。

この場合も受取人が不在の時は、何度もドローンで無人配達しなければならないわけですが、電池が切れそうになったら、街灯を利用して充電すればいいわけですw

ちなみに、Amazonのドローン配送は、欧州では英国政府からテスト飛行の許可を取って既に実験段階に入っています。日本では千葉県がドローンによる配達を許可したそうです。Amazonがドローンによる配達を実現するのは、千葉県が世界初になると噂されています。

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